我が家の長男は、現在までの段階で発達障害ADHDのグレーゾーンにいます。毎日の生活の中で抱える問題・課題は山積みで、なかなか大変なものがあります。
そんなADHDを持つ息子との、日常で起きる出来事、感じた事、トライしたことなどについて1つ1つお話ししていけたらと思っています。
もくじ
【発達障害のある子の宿題】とにかく大変
我が家の長男君はADHDのグレーゾーンにいますが、小学校に入って何が大変だったかってそれは「宿題」です。
宿題は毎日のことですから、ここにつまずいてしまうともう毎日が大変。
しかも宿題をする時間は、当たり前のことですが学校が終わってからの放課後。
学年があがるごとに下校時刻も遅くなるので、宿題をやる時間と、私の夕方の家事の時間がバッティングするももう火の車状態でした。
宿題の時間に一番の問題は、本人が「宿題がきらい」なこと。宿題が好きなこどものが少ないと思いますが、我が家の息子に宿題に対する苦手意識といったらもう半端ないものでした。
「いやなことをやらなければならない」のを一番の不得手とするADHDですから、はじめるまでの拒絶反応は相当なものでした。
発達障害のある子がずっと苦労してしまう宿題
我が家の息子の場合は、宿題をなんとか取り組むまでに1時間近くかかっていました。なんとかプリントや学習道具を出してきてもさらにそこから1時間。
声をかけずに放っておいたらたぶん寝る時間になってもそのままだったと思います。実際にそんな日もありました・・・。
やっとの思いで宿題をはじめても、集中できずあっちに気がいっては、フラフラ~、こちに気がいってはフラフラ~。
ADHDのことを知るまでは、本当になぜこの子はこんなに言っても言っても、わかってくれないんだろうか・・・とかなり悩み参っていました。
散々言い聞かせたつもりだたし、散々怒ってみたりもしたけれど、小一時間もすればそんなことすっかり忘れてしまうかのような行動をまたとり始めます。
「なんで・・・??」
と思い悩む日々でした。
本人にとっても悪気があってしているわけでもないのに、毎日毎日怒られてしまい余計に勉強への苦手意識も強まってしまうし、つらかったと思います。
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4年生2学期小学校からの宿題は辞めた
小学校に入学した1年生から始まった宿題との格闘の日々は、4年生の2学期に終止符を打ちました。
なんども担任の先生と協議し、どうしたら本人が宿題をやれるようになるか考えてきたもののどんな方法をとっても上手くいかなかったのです。
宿題の量を減らしてみる方法を提案してみたものの「宿題の量を減らすのはいや!」の1点張り。
やりたくないのになぜ減らしたくないのか不思議でなりませんでしたが、周りのお友達と自分が違うことをするのが何か嫌だったようです。
やる気の起きない状態で、みなと同じ量の宿題を、家族中が顔を毎晩曇らせながら怒りながらなんとか続ける宿題に何の意味があるのか・・・。私と旦那は困り果てていました。
時間がかかって仕上げた宿題をチェックしてみると、計算は適当な数字が書いてあって埋めてあるだけ。。。
これでは何も身につかないし、本人の勉強嫌いが加速するだけだ。
ある日、夕飯時になってもまだ宿題が終わらず、「ちゃんと集中してやりなさい!!」「いいかげんにしなさい!!」と険悪ムードになっている家中の様子を見て、心を決めました。
「学校の宿題はもうやめよう」
その代わり、今まで私がしんどさのあまり避けてきた、ホームワークに取り組もうと思ったのです。
学校の宿題に代わるホームワークに切り替えた
小学校の先生に相談していく中で教えていただいた教材がありました。
NPO法人スマイルプラネットという団体の方が公開している、学習障害のある児童に向けた教材です。
スマイル式プレ漢字プリントというもので、ダウンロードし印刷して使えます。これが漢字がほとんど覚えられずにいた息子に効果を発揮しました。
まだはじめて間もないですが、一日のうちたった15分、20分でも一緒に向き合って学習していくだけで、以前宿題で出されていた「漢字を何回も書く」宿題よりもはるかに覚えてくれるようになりました。
学校の先生とも話し合い、こうして家庭で用意したプリントなどをこなし学校の先生に宿題として提出するという方法でいいと許可をいただいたうえで、方向転換したのです。
発達障害の子をフォローする側の大変さはある
放っておいても自分で宿題をできるなら助かりますが、どうしても親のフォローが必要な子の場合は、やはり大変なものがあるかと思います。
習慣化したくともフォローする側が余裕がなくて、続けることができなかったり・・・。
教えるプロでもないので、今の学校での教え方に併せた伝え方がわからないので、頭を悩ませます。
今後も学年が上がるにつれて学習内容も求められるものも高度になっていきます。
そんな中で、どうフォローしていくか。課題は正直たくさんありますが、一生に一度しかこの今という時期はないのだから、後悔しないように子供と向き合った時間をとっていきたいと思っています。