家計簿が続かないママ: 家計簿の効果って何があるのかな。何度も挑戦してきたけれど、いつも続かなくて途中で挫折。家計簿をつけても、つけなくても同じなんじゃないのかな。誰か家計簿のメリット教えて~。ついでにお金が貯まる方法も教えて~。
そんな疑問を解決していきます。
この記事を読んでわかること
- 家計簿をつける本当のメリットがわかる
- 家計簿をつける毎日が楽しくなる
- お金が貯まる家計簿のつけ方がわかる
では家計簿についてお話ししていきたいと思います。
家計簿の基本的な役割を知るとメリットがわかる
家計簿の基本的な役割はおおまかに下記の3つです。
- 家計の状況を把握する
- 家計の改善点を見つけ出す
- 家計状況を改善させる
これは家計簿をしている人も、していない人もわかる、家計簿の基本的な効果です。良いものらしいとわかりますが、実際に毎日の生活のなかで続けている人は意外と少ないもの。
家計簿をつけるとどんなよいことがあるのか、さらに探っていきたいと思います。
家計簿をつけるメリットはこれだ!
家計簿をつけることで得られるメリットはとてもたくさんあります。だけど、家計簿ってめんどくさそうとか、続かないっていうイメージが強くあるのもまたしかり。
家計簿をつけていたことが証拠となって自分や家族を助ける記録になった話や、つけていたことで大きな資産を築いてこれたという話もあります。
忙しい毎日のなかで記録を続けるというのは、大変なものでもありますが、家計簿の良い点を知って、習慣として取り入れていけば、お金に二度と振り回されることもなくなるし、豊かな資産を手にすることもできるようになっていきます。
ムダに気付き、ムダを減らすことが出来る
家計簿をつけていくことで、無駄使いに気付くことができます。人は、気を付けて意識しておかなければ、ふらっと使った小さな消費のことはどんどん忘れてしまいます。
家計簿を習慣的につけている人でさえ、レシートをとっておかなければ、気が付くとすっかり忘れてしまっている消費があることも。
使っては忘れていってしまう見えない消費を「見える化」し、振り返ることで、無駄使いを減らしていくことができるようになります。
家計簿では見える化したムダ使いは、自分の資産にもできるお金です。
意識してお金をつかうようになる
家計簿をつけるようになると、お金を使う時も意識して使うようになっていきます。
今月はいくらまで使えるのか、今どれくらい使っているのかが、いつも一目瞭然です。そして、予算に対して、自分が「あとどれくら使えるか」も常に把握できるようになります。
「今週は使いすぎているから、今日は少しセーブしよう」「今月は使いすぎないように、おにぎりを持っていこう」など、お金をすぐに使ってしまう前に、考えるようになっていきます。
消費の暴走を止めることが出来るのも家計簿の大きなメリットです。
貯金できるお金が生まれてくる
家計簿でお金の流れを管理すると、自然と貯金への意識も高まっていきます。なんとなく頭の中で「貯金しなきゃ~」と考えているだけでは貯まりません。
自分が生きていくのにどれくらい必要かがいつもわかっているので、収入が入ってきたときも、それをやみくもに使ってしまうことが減っていきます。
収入が入ったらまず貯蓄分を先取りする
家計簿をつけていると自然とその流れが体に身についていき、家計簿をつけていなかったらどんどん使ってしまっていたであろうお金も、自然に貯金分として手元に残っていくようになります。
そして、やみくもに消費することで心を満たすのを、辞めるようにもなります。
お金に対する漠然とした不安が減る
自分が何にお金使っているか、いつもどれくらい使っているかわからないと、人はお金に対し漠然とした不安を抱えるようになります。
自分の経済状況も、今のお金の流れも把握することができないのだから、不安になるのは当然です。
家計簿をつけることで、お金の流れや状況、将来の予測がつくようになるので、お金に対する漠然とした不安を感じることがなくなっていきます。
見えない・分からないことに対する不安がなくなるのは、安心感につながります。
自分の経済状況が把握できる
現在の自分はどんな経済状況なのか把握することができるのは、家計簿をつけているからこそ。
広い大海原で、今どこにいて、どこに向かっているのか、このルートで自分は安全に暮らしを進めていくことができるのか、まるで航海図のように、家計簿からはさまざまなことがわかります。
いつも頭の中のどんぶり勘定だけでは忘れてしまうささいなデータも、家計簿ならば取りこぼしません。データを記録していくということは、自分にとって大事な資料にもなるのです。
自分の行動の把握、振り返りができる
家計簿のメリットはお金のことだけではありません。
家計簿を見ると、そういえばあの日はこんな1日だったなと思い出すことができます。どこに行って、何を食べて、途中で何が必要になったのか、など日記のように振り返ることができるのです。
「そういえば、ちょっとむしゃくしゃしていて帰りにあそこに寄ったんだったな」とか、感情によって変化するお金の使い方もわかるので、今後ムダ使いしないための対策も立てやすくなったり、最近少しストレスがたまってるなとか、自分の状況を知ることもできます。
家計簿のデメリットを乗り越えるには
家計簿の「続かない」「めんどくさくなってしまう」というデメリットを乗り越えて習慣にしていくために、いくつか対策をたてて対応します。
家計簿を置く場所を変えよう
毎日帰宅後、手を洗うのと同じように、決まった流れで自然に家計簿をかけるようにするためには、家計簿の置く場所を変えるという方法が有効的です。
まずキッチンに買い物袋を置く人ならば、カウンターの上に。ソファでよくくつろぐときに書くというひとならば、リビングの机の上に。
思い出した時に手を伸ばせばすぐ手にとれる場所に、家計簿を置いておくのがポイントです。
細かいことは気にしない、ざっくりでよし
家計簿を続けていくためには、細かいところまできっちりしていくことはありません。
使った金額の端数は切り捨てて千円単位で簡単に書いていってもいいし、買った食材の1つ1つまで毎回書かないといけない決まりもありません。
大事なのは、続けること。ちょっと抜けちゃった日があっても、お財布の中身ときっちり合わなくても大丈夫。楽な気持ちで向き合っていくことが長続きの秘訣です。
自分にあった家計簿スタイルを探そう
家計簿には、ノートブックのような紙に書き込む人や、スマホのアプリに記録していくのが好きな人、パソコンのエクセルなどを使う人、さまざまなスタイルがあります。
いろいろ試してみて、自分が一番しっくりする方法で続けていくのが一番です。自分にあうものがみつかるまで、あっちをふらふら~こっちをふらふら~したって大丈夫!使ってみなければ何があうかなんてわからないんですもの!
家計簿には楽しみを添付しよう
家計簿は続かない原因の1つに、数字ばかりかいてあってつまらないというものもあります。また、支出を書き込むことが多いので、減っていく財産に気が重くなってしまって開かなくなってしまうという理由もあります。
元々数字が大好きでなければ、毎日毎日表に向き合い計算するのは確かに苦痛ですし、家計簿を開くたび気持ちが滅入ってしまうのでは本末転倒。
ならば、家計簿を思わず書きたくなる、開きたくなる楽しいものにアレンジしていってはどうでしょうか。家計簿をつける時間が楽しくなるような楽しみを添付するのです。
そのアイデアについては、下記にまとめたいと思います。
家計簿はメリットがいっぱい!毎日みたくなるノートにしよう
家計簿にちょっとした日記をプラス
家計簿のすみっこや一番下のます、空きスペースなど好きな場所に、その日の出来事をかくちょっとした日記スペースをプラスします。
面白かったことや、こどもの育児日記でもいいし、食べたもの記録でも構いません。
レシートの数字を書き写すだけでなく、日記としてその日のエピソードをプラスしていくと、あとで開いたときに楽しい家計簿になります。
プラスの情報もどんどん記入しよう
主に支出をかく家計簿。減っていくものに焦点をあてているのがつらく感じる人もいます。
その場合は、増えていくものも家計簿に記入していくことで、モチベーションがあがっていくこともあります。
こつこつ貯めている貯金はもちろんのこと、貯めているポイントの累積、フリマサイトで売った売上金。お金以外のことでは、今日あった小さないいことや、感謝の一言日記なども有効です。
イラストやシール、見るのが楽しくなる仕掛けをつくる
数字だけの表は視覚的にも面白みに書けてしまうもの。家計簿が苦手な人も楽しい気分で続けられるように、イラストを書き込んだり、シールをはったりするのも、とてもいいアイデアです。
イラストに色を塗ったりすれば、より華やかになって見るのがどんどん楽しくなっていってしまうはず。家計簿に落書きしてはいけないなんてルールはないんだから、自由にどんどん楽しんだもの勝ちです。
夢や目標も書き込もう
家計簿をつけて、貯金ふやしたいなど目標があるならば、その貯金でどんな夢を叶えたいか夢や目標なども具体的に書き込むと、よりモチベーションがアップします。
毎月のページに書いてもいいし、夢や目標を書き込むページを作ってもいい。夢や目標に近づいていって手にはいっていったものの記録なんかも書き込んでいくと、より具体的になっていって達成するのがさらに加速していきます。
もうここまできたら家計簿は、もはや普通の家計簿あらず。まるで自分の相棒のように、なくてはならないものになっているはずです。
アプリなどの場合は、手書きのイラストを加えたりなどアレンジしていくのが難しいですが、ノートや紙媒体であれば自分の自由自在につかいこなしていくことが可能です。
家計簿のメリットを活かせる、貯まる家計簿にするコツ
使っていくだけで、お金を生み出す貯めれる家計簿にしていくためには、書き方にちょっとしたコツがあります。
娯楽費、特別費として費目をわけて、無駄を一目瞭然に。
普段に買い物を記録していく際に、外食費や、ちょっとしたご褒美でかったデザートやお菓子、出先で買った飲み物など、なくても困らないものに使った支出を「食費」には入れずに書きます。
これが重要ポイントでして、これを守るだけで節約しやすい貯まる家計簿になっていくのです。
食費には、純粋に食事を作るのに必要だった食材の購入費のみを食費とし、一緒に買ったお菓子やついで買いしたお酒、デザートなどは「娯楽費」や「ゆとり費」などとして別計上していきます。
要は、「生活していくのに必要だった支出」と「なくても困らないけどあったら嬉しい物に使った支出」とをしっかりわけて書いていくだけで、どこを節約したらいいのかが一目瞭然の家計簿になるわけです。
費目としては「食費」「日用品費」は必要経費として必須。あとは「レジャー費」や「特別費」「娯楽費」などとして分けられます。
我が家では、子供たちがお菓子をよく買うので「お菓子代」や100均でついついかった細々した出費は「ゆとり費」から、として費目をわけて書いていたりします。
年間の一覧表も作成
毎月の記録をつけるのはもちろんのこと、出来るのでしたら、パッとみてわかる年間の一覧表も作成したほうが、より貯まる家計になっていきます。
これがあるのと、ないのでは、家計の状況把握に結構な差が出ます。できれば見開きで開いた1ページに1年間がまとめてあると便利です。
「食費」や「光熱費」といった毎月の費目はもちろんのこと、「銀行別の残高」や、「運用している口座の保有金額」なども毎月一覧表に書いていくことで、見開き1ページを見るだけで家計の状況が一目瞭然につかむことが出来るのです。
また、この資産表は、来年以降の大きな目安にもなります。毎年夏はこれくらいかかるとか、年末年始はこれくらいいるなど、ライフイベントや季節にあわせてあらかじめ予算をたてていくのに、とても役立ちますので、ぜひ作ることをおすすめします。
貯金のスピードを早めたい時は、貯金のコツがつかめる考え方と行動すべきことのリストの記事をご参考ください。
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まとめ:家計簿のメリットを知って、お金を貯める力を蓄えよう
家計簿にはお金だけでなく人生をも変えていく力があります。毎日の小さな作業ですが、家計簿を続けていくことで「継続は力なり」を強く実感することと思います。
毎日の小さな積み重ねが、自分の未来を作っていく。
家計簿を味方につければ、自分の人生そして大切な家族の人生をも守ることができるようになります。
今後も、家計管理の力をアップさせて、豊かな人生を送れるように積み重ねていきましょう。