牛乳を飲んでもらえず悩むママ: こどもが牛乳を飲めないので困っているんです・・・。体のためにも、成長のためにも牛乳を飲んで欲しいのに。どうしたら飲んでくれるのかな。何かいい方法はないのかな。
この悩みを解決するヒントをまとめます。
- こどもが牛乳を飲んでくれるアイデアがわかる
- 牛乳の代わりにカルシウムがとれるものがわかる
できれば牛乳を飲んでもらいたい気持ちわかります。我が家のこどもたちも牛乳を飲んでくれなくて散々悩みました。
もっと早く知っておけたら良かったのにと思う情報について書いていきたいと思います。
※育児家事の合間に2~3分で読めるように書いていますので、ぜひ読み進めていただければと思います。
牛乳が飲めないと困るシーンもあります
牛乳を飲みましょうと言われるゆえんに、こどもたちの成長にかかせないカルシウムの存在があります。
強い骨や歯をつくるには、カルシウムは欠かせない栄養素とも言われています。体が日に日に大きくなる成長期にあるこども達は、骨の作られるスピードも大人に比べて早くなっています。
こどもたちが1日に必要なカルシウム量は・・・
- 1歳~2歳:400~450mg
- 3歳~7歳:550~600mg
- 8歳~9歳:650~750mg
- 10 歳~11歳:700~750mg
- 12歳~14歳:800~1000mg
ちなみに30歳~50歳代の大人では650mgとなっています。体重1㎏あたりにしたらこども達は大人の3倍ものカルシウム量が必要になってくるそう。
小学校や園の給食で出された時に飲めない
ほとんどの小学校で現在でも牛乳が出されているのではないでしょうか。そういった時に牛乳が苦手、飲みなれていないこどもたちは、なかなか苦戦してしまいます。
担任の先生やクラスの方針で、苦手なものも残さずとるように指導されている場合は、毎日の事ですから給食の時間が段々苦痛な時間になってしまうことも。
保健師さんの指導で検診時に言われることも
こどもが小さい頃の検診時などでは、普段の食生活も保健師さんから聞かれ、栄養指導を受けることもあります。
その際には、牛乳の摂取量などを聞かれることもあります。苦手で飲めない子のためにアドバイスもいろいろもらえますが、指摘されるのが落ち込んでしまうというママも中にはいるかと思います。
牛乳嫌いを克服するアイデア
効率よくカルシウムを摂取できる牛乳ですが、苦手なこどもたちにとっては毎日摂取するのは大変なもの。
苦手を克服したいママとこどもたちのために、牛乳のカルシウムを摂取できるアイデアをまとめました。
- ココアやミロに混ぜる
- 市販のミルメークを混ぜて飲ませてみる
- 野菜のポタージュスープにして飲ませる【かぼちゃなど甘い野菜がおすすめ】
- シチューに混ぜる
- グラタン作りに使う
- カレーライスにも入れられる
- ハンバーグのタネを作るときに混ぜる
- ホットケーキを作るときに使う
- 手作りお菓子に混ぜる【ケーキ・クッキー・アイス】
- ちょっとお砂糖をまぜてみる
- ゼリーにすると食べてくれやすい
- プリンの素やシャーベットの素などと混ぜて食べさせてみる
- シリアルと一緒に食べてもらう
- りんごジュースと混ぜると飲んでくれやすい
- グリコアイス「牧場しぼり」は牛乳の練習にいい
- 1口ずつ慣れていく
- 低脂肪乳のが味が薄めでのみやすい
- 冷やしてあるほうがのみやすい
と、いったアイデアがあります。
手作りお菓子にまぜてあるとこども達は牛乳を意識せず、喜んで摂取してくれることが多いですが、毎日お菓子作りをするのはなかなか大変なものですあります。
手軽にできる市販のシャーベットの素や、ゼリーの素などを混ぜて作ると作業もかんたんで取り入れやすいかなと思います。
コツとしては、なにも知らずに摂取していくよりも、「これは牛乳が入ってるんだよ」と説明しながら、少しずつ食べていってもらうことがおすすめです。
「牛乳っておいしいんだ」といういいイメージついてきたら、飲み物として混ぜたり、元の牛乳の形に近い状態でだんだんステップアップしていくのがいいと思います。
牛乳が飲めないならば、別の食品でカルシウムを摂取できる
あれこれ試してみたけれど、どうしても苦手がとれなかったり、アレルギーや体質などで牛乳が受け付けられない子もいます。
そんなときは無理強いしすぎずに、牛乳以外の別の形でカルシウムを摂取していくようにするのがおすすめです。
牛乳以外でカルシウムをとれる食品と目安量については以下にまとめました。
牛乳200mlに代わるカルシウム源と目安量
牛乳200ml分で摂取できるカルシウムは、約220mgといいます。
なので、育ち盛りのこども達は、目安としておおよそ牛乳3杯分くらいとることで1日分のカルシウム目標摂取量になるということですね。
- 小松菜(約1/3わ)135g
- 大根の葉(約1/3本分)85g
- 水菜(約1と1/2株分)110g
- 豆腐 190g
- 煮干し 10g
- カットわかめ(干し)30g
- ひじき 15g
- 切り干し大根 40g
- しらす干し 45g
その他、カルシウムが多い食品はこちら
- 干しエビ(桜エビがおすすめ)
- えんどう豆
- パルメザンチーズ
- ごま
- 厚揚げ
- しそ
- かぶの葉
- おみそ
- ほっけやめざし、ししゃもなどのお魚
牛乳が嫌いでも、おみそとカルシウムが豊富なわかめや、小松菜、お豆腐といった具材を入れたお味噌汁を毎日のむだけでも違います。
お豆腐やおみそ、厚揚げなどの原材料になる大豆に、カルシウムが多く含まれているので、納豆を食べるのもおすすめです。
【まとめ】牛乳嫌いでも無理せずに、食を楽しめるようにするのがポイント
ここにあげた食材以外にも、含有量は少し減っても多くの食品にカルシウムは入っています。あまり神経質になりすぎずに、カルシウムをとる大切さをこどもと楽しみながら食育として進めていけたらいいですね。
牛乳自体はいろんな情報が飛び交い賛否両論ですが、大事なのは成長や健康に必要な栄養素をとること。
牛乳が苦手でも、カルシウムが含まれたお菓子なども増えてきました。体のためには何がどれくらい必要なのかなど、こどもたちと会話しながら、一緒に食材選びからするのもおすすめです。