2024年11月22日に公となった、三菱UFJ銀行の貸金庫窃盗事件。この実行犯については、実名が出されず、犯人を特定しようとする動きが見られています。
- 三菱UFJ銀行で起きた貸金庫窃盗事件とは?
- 三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人とは?
三菱UFJ銀行で起きた事件について追跡調査した結果をまとめます。
有名な三億円事件よりも被害額は大きいよ。
三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件とは?
2024年11月22日、三菱UFJ銀行の貸金庫で窃盗事件があったことを公表しました。
事件の概要は、以下の通りです。
- 窃盗事件が起きたのは、三菱UFJ銀行の練馬支店・玉川支店の2店舗
- 利用客より「貸金庫に入れたものが減っている」との相談で発覚
- 窃盗を行ったのは、三菱UFJ銀行各支店の店頭業務責任者
- 被害者は約60名
- 被害総額は時価十数億円
- 窃盗期間は2020年4月〜2024年10月までの約4年半
時価十数億円!何に使ったんだろう…
三菱UFJ銀行は16日、元行員が貸金庫に預けられていた顧客資産十数億円相当を盗んだ件で、先月22日の問題公表後初めて記者会見を開きました。記事→https://t.co/ehkvwLNMXl ロングバージョン→https://t.co/yljbLjCYNv pic.twitter.com/fmQOoPN4IE
— 時事通信映像ニュース (@jiji_images) December 16, 2024
三菱UFJ銀行の発表によると、事件が起きたのは東京都にある「練馬支店」と「玉川支店」の2店舗で、これには窃盗が行われている期間に練馬支店に統合になった「旧江古田支店」のものも含まれているとのことです。
被害総額は、事件発覚時の時点で時価十数億円と言われていますが、これは窃盗を行った行員の供述で分かっている限りとのこと。供述で出てきていないものもある可能性もあり、現在も調査が行われているとのことでした。
2024年10月31日に、貸金庫の利用客から「貸金庫に入れたものが減っている」との相談があったことで、事件が発覚。いもずる式に他の利用客の資産も窃盗されていることが判明したのでした。
窃盗を行ったのは、店頭業務の責任者を務めるという40代の女性。この行員は、貸金庫の管理責任も担っており、スペアキーを使用し窃盗を行っていたとのことでした。
三菱UFJ銀行の行員が支店の貸金庫から十数億円相当の金品を盗み取っていた問題で、この行員は顧客用の鍵のスペアキーを使って貸金庫を開けていたことがわかりました。
NHK
窃盗を行った行員は、2024年11月14日付で懲戒解雇処分となっています。
解雇された後はどうしているんだろ…
三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人とは?実名を特定する動きも
時価十数億円という巨額の窃盗事件を起こしてしまったのは「40代女性の元管理責任者」と伝えられていますが、実名はおろか顔の公開も控えられています。
これについて、世間では「犯人は誰なのか?」と実名や顔を特定しようとする動きも見られました。また、各界の著名人からも「犯人の名前を出さないのはなぜだ?」と厳しい声が上がっています。
漫画家の倉田真由美さん(53)が16日、X(旧ツイッター)を更新。三菱UFJ銀行の元行員による貸金庫の窃盗事件について言及した。
倉田さんは11月29日にも「銀行の安全性そのものが根本からひっくり返る大事件、まだ記者会見もなく犯人の名前も出ないのは何故なのか」と指摘。
事件に進展がみられないことについては弁護士の紀藤正樹さん(64)もXで「銀行の不祥事隠し」と指摘。
実業家の「ひろゆき」こと西村博之さん(48)も「銀行の管理職ともなると上級国民なのかな? 3億円事件がかすむ程の金額なんだけどね、、、」とつづっている。
Yahoo!ニュース/中日スポーツ
著名人のコメントに賛同した方々からも、名前を出さないことへの違和感が多数寄せられていたとのことでした。
倉田さんの投稿にフォロワーも「名前出すと不具合あるんですかね…」「特定団体が絡んでるんだろうなと邪推しちゃいます」「とんでもない事案なのに違和感」「やんごとなきお家柄のご令嬢なのかも」などと不思議がった。
Yahoo!ニュース/中日スポーツ
また「40代の女性」という発表を受けて、驚きを隠せなかった人も多い様子でした。
X(旧Twitter)での記事投稿に対し、さまざまな返信、引用での投稿が寄せられた。多かったのが「えっ女性だったの?」と女性が犯人という事実に驚く声だ。
「女性?!」
週刊文春
「完全に男性社員だと思ってました。。。」
「女性行員やったん!??? こういう事するのは男とバイアスかかってた… まさかホストクラブ??」
なぜ名前を公表しないのか、どんな人なのか…あれこれ推測が飛び交っているよ。
三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人【詳しい人物像】
三菱UFJ銀行の貸金庫から十数億円の資産を窃盗したと言われている犯人については、以下のような人物だとされています。
- 40代後半の女性
- 既婚者
- 子どもはいない
- 女優の和久井映見似
- 髪型はショートカット
- 目が大きく可愛らしい雰囲気を持つ
- 体型はややぽっちゃりした感じ
- 顧客からの信頼は厚い
- 部下との関係もトラブルなし
- 金銭関係の問題も特にない様子であった
- かなりの酒豪と噂あり
- 昼休憩が以上に長い
事件発覚時は、玉川支店で店頭責任者として勤務しており、窓口での応対や貸金庫の管理を行なっていたとのことでした。
窃盗を行った元行員の女性は、「大変申し訳ないことをした」と反省を口にしており、捜査には協力的のようです。
この支店を利用している方は見たことがあるかもね。
三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人実名を公表しない理由とは?
名前をすぐに公表しないのは、以下のような理由が考えられます。
- 銀行側が配慮している。
- 被害者全員の調査が未完了。
- 被害届の受理等の処理が未完了。
悪い行いをしたからすぐに実名を公表とはいかない事情が、背景にあるようです。
犯人実名非公開の理由①:銀行側が配慮している
犯人の名前を公表しない理由の1つ目には「銀行側が窃盗を行った元行員に対し配慮している」といった点が挙げられます。
元行員の女性は、昼休憩が長くなかなか戻らないなど、気になる様子はあったようですが、顧客からも部下からも信頼は厚かった様子。また銀行としても長年責任あるポストで貢献してきてくれたという想いもあるのかも知れません。
また今回の事件は、銀行側の管理体制の甘さも明るみになり、「責任の一部は銀行側にも多少なりある」ということもあったため、犯人を吊し上げるような行動は控えているように感じられました。
銀行員、窃盗しても名前も出ないし捕まらないし、なんなら銀行側が解決金払って揉み消してくれるの、そら永遠に窃盗なくならいわと思うなど。完全にノーリスクやん。
— お侍さん (@ZanEngineer) December 16, 2024
>三菱UFJ銀行”貸金庫窃盗”問題 半沢取が謝罪 午後にも経緯説明へ pic.twitter.com/njVcSfBDlV
犯人実名非公開の理由②:被害者全員の調査が未完了
名前を未だ公表できない理由の2つ目は、「被害者全員の調査が未完了である可能性のため」です。
今回被害者は約60名とかなりの人数に登っています。また期間も4年半前からということで、調査対象もかなり広範囲となっていることが伺えます。これらをすべて調査し、被害を明確にするまでには、かなりの時間を要するものと思われます。
そのため、事件の全容が把握できるまでは、安易に犯人の実名を公表しないように慎重に扱っているということも考えられます。
犯人実名非公開の理由③:被害届の受理等の処理が未完了
今回の窃盗事件において、被害に遭われた方ひとりひとりが、事件として警察に被害届を提出するかどうかという点も、犯人の名前公表に影響を与えているのではないでしょうか。
窃盗を行った元行員は、犯行の発覚を機に、自身の行いを全て認め反省の態度を示されているとのことでした。また捜査にもかなり協力的ということもあり、被害者さんによっては、示談交渉のみで「被害届を出さない」という選択をされる方もいる可能性もあります。
被害届が提出されない場合でも、事件として立証される証拠があれば、罪に問われるそうですが、その場合、全ての事実を確認するまでにかなりの時間を要するとのこと。
まだ調査が未完了ということもありますので、被害届の提出および事件の立証においても、かなり時間を要しているのかも知れませんね。
三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人実名公開はある?
窃盗を行ってしまった方の名前や顔を、今後公表する可能性はゼロではありません。
事件の発覚から1ヶ月近くが経過しようとしていますが、未だ犯人の実名は公表されていません。世間からも「なぜ公表しないのか」と厳しい声が上がっています。
銀行業界そのものへの信頼度にも大きなダメージを与えてしまった事件ですから、世間の声の強さによっては実名公開に踏み切る可能性もあるかもしれません。
しかし現在のところは、まださまざまな可能性を考慮し、「実名は非公開」として、対応を進められているようです。
今後の動向次第だね。
【まとめ】三菱UFJ銀行貸金庫窃盗事件の犯人は実名非公開。今後は公開される可能性もあり。
三菱UFJ銀行で起きた貸金庫窃盗事件。2024年10月13日に事件が発覚してから2ヶ月近くが経過しましたが、犯人の実名は公表されていません。
各界の著名人からは「なぜ実名を公表しないのか」という厳しい声が上がっていますが、すぐに公表できない事情がそこにはあるのかもしれません。
調査が進み、さまざまなことが明らかになり、窃盗を行ってしまった方の逮捕が確定してから実名が公表される可能性もあります。まずは被害に遭われた方々への補償がスムーズに行われることを願っております。
今後の動向も見守っていくよ。