いますぐにでもお金が必要
今日明日生活するお金もなく困っている
など、緊急性の高い状況にある場合どうしたらいいのか、すぐに実践できる方法をまとめています。
【お金がなくて困っている時にできること】
- 今あるお金・支払い期限があるものをすべて確認
- 今日からの暮らしを見なおす
- 出費や支払いを先のばしにする
- 物を売ってお金に変える
- お金を得られるサービスを利用して少しでも収入を増やす
- 得意なこと、できることをお金に変える
- 支払い期限を延長できないか相談をする
- 一時的にお金を借りる
- 公的支援を利用できるか相談をする
できることはまだあります。
もうだめだとあきらめたり、自暴自棄になったりせず、深呼吸して、まずは焦る心を落ち着けることが大事。
不安や心配からくる焦りや恐怖が少し落ち着いたら、できることを1つ1つ取り組んでいけばいいのです。
大丈夫、明けない夜はないように、必ず今の状況も乗り越えられます。
『みらいづくりラボ』もサイトを通して、できる限りのサポートをしていきます。
お金がない!困った!を乗り越える今からできること
お金がなくて本当に困っているという時に、今すぐできることから順番に解説していきます。
心がパニックになっている時ほど、①から順に1つひとつ読み進めてみてください。
①:今あるお金・支払い期限があるものをすべて確認
お金がない時は、強い不安やあせりから、ものごとを冷静に考えることができなくなってしまいます。
心に余裕があり落ち着いている時なら考えられることも、お金がない状況下では『なぜか上手くできなかった』という経験が、実は私にもあります。
まずは、自分が今現在持っているお金、使えるお金を再確認してみます。
あまり使っていない口座なども念のためチェック。
確認をしたら、目にみえるように書き出しておくと良いです。
それから、この後に行わなければならない支払いには何があるのか、金額と共に再確認。
こちらもしっかり目に見えるように書き出しておきます。
現状をあらためて認識する作業は、見たくない現実を見せられるのと同じこと。
人によっては逃げたくなる作業かもしれません。
ですが、現状を把握しておくと、無駄な不安に駆られることが減り、的確な行動ができるようになっていきます。
【おさらい 今ここでできること】
- いまあるお金をすべて確認する
- 支払わなければならないものには何があるかをすべて確認する
②:今日からの暮らしを見なおす
お金がない今だからこそ、日々の暮らしを見直していきます。
いままでしていたのと同じ生活を続けていくのは困難だし、生活そのものを変えていかないと改善が難しいからです。
なにげなく買っていた飲み物やお菓子。
100円だからとつい買っていた雑貨。
とにかく生きていくのに『なくても困らないもの』は買わず、一度、無駄なお金を使わないように行動を見直してみるのです。

昔は僕も、何でもかんでもホイホイ買ってしまっていたよ!
毎日の食費や日用品も、今あるものでできないかを考え工夫するようしてみます。
中には、もうすでにたくさんの見直しや工夫を続けてきた上で、今なお経済的に苦しい状況におちいっている方もいるかも知れません。
節約や最低限の暮らしを続けて、もう疲れてしまった・・・と思っているのかも知れません。
そのような状況の時は、記事後半にある公的機関への相談も視野に入れて考えてみてください。
どんな時も、打開策は必ずあります。
必ず良くなると前向きにとらえて、できることから取り組んでいきます。
【おさらい 今ここでできること】
- なくても困らないものはないか、見直す
- 今あるものでできないか、考えてみる
③:出費や支払いを先のばしにする
お金がない時の対応策として『出費や支払いを少し先のばしする』という方法で、乗り切れる状況もあります。
出費や支払いを先のばしにするということは、つまり、今『現金』で物を購入したりせず、なるべく手元にお金を残しておくように行動するということです。
具体的には・・・
- クレジットカードや電子マネーを利用して、支払い期日や金額を調整する
- 今購入しなくてもいいもの・しなくてもいい用事は、少し落ち着いてからに変更する
- 後払いやゆっくり払いなどを利用して、必要なものを購入する(利用に注意が必要)
といった方法をとることができます。
定職についていなかったり、まとまった収入がなくてクレジットカードが作れない、持っていないという方もいるかも知れません。
その場合には、電子マネーが強い味方になってくれます。
電子マネーは、比較的誰でも利用できるようになっているため、いくつか利用できるようにしておくと安心材料になります。
代表的な電子マネーには・・・
などがあります。
中には、支払いをゆっくり設定できる電子マネーもあります。
すぐにお金が入ってくる予定がないなど、かなり苦しい状況にある場合には、支払い期日の調整を利用して、乗り切っていくことも可能かと思います。
ただし、使用した分は後ほど必ず支払わなければなりません。
そのことを踏まえた上で、使うべき金額を考えつつ、クレジットカードや電子マネーを利用していく必要があります。

ここで無駄使いしない自分になることが大事だよ
【おさらい 今ここでできること】
- いま買わなくてもいいもの・しなくてもいい用事を確認する
- じぶんの使える決済方法の中で、支払い期限などを調整できるものはないか確認する
④:物を売ってお金に変える
現金をなるべく使わずに生活していける道筋が見えてきたら、空いた時間に『少しでもお金を得ていく努力』も積み重ねます。
家庭環境やさまざまな事情から、すぐに仕事を見つけて働き始めるということが難しい方もいるかと思います。
中には、すでに働いているけれど、それでも諸事情により『お金が苦しい』という方も。
お金を得るといっても、仕事につかなければ得られない訳ではありません。
まず一番かんたんにできる方法としては『持っている物をお金に変える』という方法。
街中のリサイクルショップはもちろんのこと、ネットにもさまざまな買取サイトや物を売り買いできるサイトがあります。
こんなもの売れないんじゃないか・・・と思うような物でも、誰かにとっては欲しかった物であることも。
不用品の整理にもなり、家の空気も良いものにガラッと変わっていくので、断捨離をかねて物を販売するのは得策かと思います。
ネットで買取してくれるサイトやサービス
ネット上には様々なアイテムの買取サービスがあります。
うちには売れるものなんて何もないよ・・・なんて心配はいらないほど買い取ってくれるアイテムは幅広いです。
中には、壊れたもの、ジャンク品専門の買取サービスなんていうものもあります。
- 洋服買取:年間買取点数1000万件の実績!古着宅配買取
- ゲーム買取:ゲームソフトやハード、DVDやDVD-BOXの買取専門!ゲーム館
- 本買取:ブックオフのネット宅配買取サービス
- おもちゃ買取:おもちゃ買取トイズキング
- ジャンク品買取:中古・壊れたもの買取専門店 ジャンク品ジャパン
他にも、かなりの数の買取サイトがあります。
自宅に買取に来てくれるものや、段ボールに詰めて送るだけといった便利なサービスを行っているお店も多いので、ぜひ積極的に利用してみてください。
【おさらい 今ここでできること】
- もう使わないもの・不要なものはないか、見直す
- 売れそうなものは、なんでも売りに出してみる
⑤:お金を作れるサイトやサービスを利用して少しでも収入を増やす
ネット上には、上記で紹介したような『物を売れるサイトやお店』の他に、別の形でお金を稼げるサイトやサービスがたくさんあります。
お金がない状況を乗り切るために、『少しでも収入が増えるような行動を積み重ねること』で、解決への時間も早まります。
どんなサービスがあるかというと・・・
- クラウドソーシングで収入を得る
- ポイントサイトで収入を得る
- アプリを利用して収入を得る
- 自己アフィリエイトを利用して収入を得る
など、方法はさまざま。
ネットに繋がる環境さえあれば、時間や場所を気にすることなく自分のペースで収入作りをすることができるので、思うように自分時間が作れない方にもおすすめです。
クラウドソーシングで収入を得る
クラウドソーシングでは、アンケート形式で簡単にこなせる仕事から、長期的に受注できる仕事まで、幅広く探すことができ、報酬の受け取りもサイトを通して行われるので、時間や場所を気にせず、収入を作って行くことができます。
ポイントサイトで収入を得る
ポイントサイトでは、気になるサービスの資料請求や、サイトへの無料会員登録などのアクションをすることでポイントを貯め、貯まったポイントを現金や電子マネー、各種ポイントなどに交換することができます。
アプリを利用して収入を得る
アプリで稼ぐものは、ポイントサイトに似ていて、提示されたサイトや動画などを視聴したりアクションを取ることで、お金を稼いでいくことできます。
自己アフィリエイトを利用して収入を得る
自己アフィリエイトとは、ASPと呼ばれるサイトと提携している企業のサービスを申し込んだり、商品を購入することで、報酬を受け取れるサービス。
興味のあるサイトに無料会員登録するだけで数百円や、クレジットカードの申し込みをして数千円など、受け取れる金額も幅広いのが特徴。
*自己アフィリエイトが利用できるサイト
少しでも収入を増やしたいという方は、ぜひ隙間時間に取り組んでみてください。
【おさらい 今ここでできること】
- 今の自分ができそうな収入作りがあれば、挑戦してみる
⑥:得意なこと、できることをお金に変える
得意なことがある人は、その『スキルをお金に変えること』ができます。
「いや・・・じぶんにはそんな特別な才能なんてないし・・・」とあきらめるなかれ。
得意なことといっても、人よりほんの少しできることだったり、この事なら詳しく語れるという物だったり、得意とまでいかなくても『好きなこと』でも構わないのです。
例えば、ちょっとしたイラストを描くのが好きだったら、そのイラストを販売サイトで売ったり、依頼通り描いていくらなど、仕事として受注することができます。
文章を書くのが好きなら、ライターさんを募集しているサイトで文章を書くことで報酬をもらったり・・・。
占いが趣味なら、誰かを占ってあげるなど、どんなことでもいい。
こういった『できることをお金に変えれるサイト』には、以下のようなものがあります。
苦しい状況にある時も、得意なこと・好きなことに夢中になっている時間が増えれば、自然と気持ちも上向きになっていきます。
ネガティブな状態でいる時より、うんと早く状況が好転するようになります。
何かじぶんにできることがないか、ぜひ探してみてください。
【おさらい 今ここでできること】
- 得意なこと・好きなこと・できることを活かして収入にできないか考えてみる
⑦:支払い期限を延長できないか相談をする
どうしても支払わなければならないものや、金額が高額すぎて今は支払えないものに関しては、『支払い期限をもう少し延長できないか直接相談をする』というのも取れる対応策の1つ。
税金や年金、保険料をはじめ、電気やガス・水道などのライフライン系まで、事情を真摯に伝えれば、何らかの対応策をとらせてもらえる場合もあります。
- 市県民税の延納
- 国民年金支払いの免除や減額
- 学費の延納
- 光熱費などライフラインの支払いを延長
恥ずかしい・・・や、断られたらどうしようなどという気持ちも湧いてきたりして、相談する前から諦めてしまいがちですが、何も状況を伝えない時と比べて、その後の状況が天と地ほどの差があります。
支払わなければならないけれど、厳しい・・・、そんな時はまず相手先に誠意を持って相談してみることをおすすめします。
【おさらい 今ここでできること】
- 支払いが厳しいものを洗い出してみる
- 各機関に相談をしに行く、電話をしてみる
⑧:一時的にお金を借りる
あれこれ頑張ってはいるけれど、今はお金がどうにもならなくて、本当に困っているという場合は、『一時的にお金を借りる』という方法を視野にいれるのも、1つの方法ではあります。
ですが、お金の貸し借りにより、人間関係や信頼といったものを失ってしまう場合もありますので、やむを得ない場合・どうしてもという場合の手段として考えた方がよいと思います。
貸りる相手は、できる限り血のつながりのある身内や、事業として貸付を行っている企業からが望ましいかなと思います。
友人から借りるのを避けた方がいい理由は、最悪の場合、その友人との関係や信頼だけでなく、共通の友人など、自分の居場所までも失ってしまう可能性も考えられるからです。
お金を借りる前にしっかり認識しておきたいのは、借りて問題が解決した後、じぶんの生活をするためのお金+返済するためのお金を作っていかなければならないこと。
その後もじぶんの生活が苦しい状況が続き、返済分まで作れるか自信がない時は、借りることをあきらめた方が安全です。
返済するあてがないのに借りてしまうと、その借金を返すためにまたどこから借金をするといった、さらなる生活苦におちいってしまい抜け出せなくなってしまうからです。
一度悪循環におちいってしまうと、生活を立て直しすることが、今以上に困難になってしまいます。
身内や消費者金融などから借りなくても、公的な支援で国や自治体から一時的に助けてもらえる制度もありますので、次の項目でお話しします。
【おさらい 今ここでできること】
- 現金が不足してどうにも困っている場合は、借りることも検討してみる
- 借りる相手が身内や企業で見つからない場合は、無理をせず公的機関への相談を検討する
⑩:公的支援を利用できるか相談をする
自分なりにいろいろやってはいるものの、どれでもやっぱり苦しい・・・。
頼れる先はほとんどない。
そんな時は『公的支援を利用できるか相談する』ことも考えてみてください。
生活が苦しい人のための公的支援制度は、一般的にはあまり知られていないことも多いのですが、以下のようなものがあります。
生活困窮者支援制度
今は生活保護などを受給していないものの、生活保護になる恐れがある人のなかで、自立が見込まれる人を対象に、支援をしてくれる制度です。
相談できる内容はお金のことだけでなく、以下のような暮らしの困りごとなども相談でき、セーフティネットとなってくれます。

じぶんの住んでいる地域のどこで相談を受け付けてもらえるのか、以下の窓口一覧表から探すことができます。
また、以下のような支援策も整えられています。
上記で紹介した支援制度の中でも活用されたりしています。
緊急小口資金(地域の福祉協議会が行っている)
条件の対象となる方は最大10万円まで、お金を一時的に借りることができます。
求職者支援制度(厚生労働省が行っている)
求職者支援制度は、以下の条件に当てはまる方が対象となっています。
- 現在仕事を休職中
- 本人の収入が月8万円以下
- 世帯収入が月25万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
職業訓練を受けることが条件で、毎月10万円を支給してもらえる制度です。
また、職業訓練を受けにいく際の交通費も、上限42,500円まで支給してもらうことができます。
新型コロナウイルスの影響で生活が困窮してしまった場合に受けられる、特例支援です。
家賃を支払えず住むところを追われそう、家賃を準備できる状況にないなどの緊急事態に、一定の条件を満たした人が利用できる支援制度です。
一定の条件には、職業を探している求職中であること、預貯金の額などといったものがあります。

困った時はちゃんと相談してみよう。
私も過去にたくさん助けてもらったから、今があります。
【おさらい 今ここでできること】
- じぶんの住む地域の相談窓口を知る
- 勇気を持っていまの苦しい状況を相談してみる
現在の困りごと別にとれる対応策
お金がない状態というのは、暮らしの多方面に渡って困りごとを引き起こします。
- 食べ物や飲み物に困る
- 電気やガス・水道などライフラインが止められている、または止まりそう
- 生活に必要な日用品の購入が難しい
- ローンの支払いが難しい、滞る
- クレジットカードの支払いができない
- 学費が払えない、奨学金が返済できない
- 住宅がない、もしくは追われそう
- 仕事が見つからない、安定した仕事につけない
このような困りごとが起きた時、どう乗り切って行けばいいのか、困っていること別にできる対応策をあげておきました。
困りごと別対応策①:食べ物や飲み物に困る
今日明日の食べ物にも困っている状態にいるときは、次のような対策をとることができます。
- フードバンクなどで食料配布を受ける
- こども食堂やみんなの食堂を利用する
- フードロス削減アプリを利用して格安・無料で食材を手に入れる
- 格安食材で作れるレシピ・メニューを調べる
フードバンクなどで食料配布を受ける
支援が必要な人に対し、食料品の配布を無償で配布する支援を行っている場所を『フードバンク』と言います。
フードバンクから支援を受けるには・・・
- 行っている団体に直接連絡して支援を申し込む
- 窓口となる地域の公的機関へ相談し、支援を申し込む
と、いった方法で始めることができます。
食料品の購入も厳しい状態にあるときの支援物資は、かなりの力になります。
各地域のフードバンク実施団体や相談窓口は、以下のページにて詳しくまとめていますので、ぜひご参考ください。

こども食堂やみんなの食堂を利用する
こども食堂やみんなの食堂といった場所では、基本的にこどもは無料、大人は300円程度で食事を食べることができます。
毎日開いている食堂から、曜日を決めて毎週開催する食堂、月に数回な食堂など、開催頻度は食堂により異なります。
フードロス削減アプリを利用して格安・無料で食材を手に入れる
まだ食べられるのに、大量に廃棄されてしまう食品のロスを削減するために考案された『フードロス削減アプリ』というものがあります。
その種類は日に日に増えていて、食料品からペットに必要な用品を豊富に揃えるところ、生鮮食品が豊富なところなど、幅広いアイテムを、格安・無料で入手することができます。
格安・無料というだけあって、すぐに在庫がなくなってしまうものも多いですが、各アプリやサイトをこまめに巡回して行くだけで、食費がかなり助かります。
格安食材で作れるレシピやメニューを調べる
自宅にある材料や、支援してもらった物資、格安で手に入れた食材などを利用して作れるメニューがないか、工夫してみると、意外と1食、2食と作れたりします。
どんなご飯が作れそうか、調べてみるのです。
サバの缶詰と味噌でサバ味噌丼、揚げ玉と卵であぶ玉丼、そうめんとツナ缶・野菜の端切れで、ソーメンチャンプルー。
考えるのは大変だけれど、あるもので作れるレシピやメニューをストックしておくと、その後生活を立て直して行く際にも、節約メニューとして大活躍してくれます。
困りごと別対応策②:ライフラインが止められている、または止まりそう
電気やガス、水道など、生きて行くのに欠かせないライフラインが止められている、または止まりそうな事態におちいっている時にとれる対応策には、以下のようなものがあげられます。
- ライフライン窓口に事情を話し、最低限行ってもらえる対応はないか相談する
- 電気・ガス・水道を、ほとんど使わずに生活している人の知恵を借りる
ライフライン窓口に事情を話し、最低限行ってもらえる対応はないか相談する
公的保護を申請中などの場合、料金の支払いの相談に応じてくれることがあります。
また、以下のような場合にも相談を受け付けてもらえるとなっていますので、該当する方はぜひ問い合わせを行ってみてください。
- 生活保護を受給中、または生活保護の適用を申請中
- 障害をお持ちの方がいるご家庭
- 生命の維持に電気の使用が必要な在宅医療者がいるご家庭
- 火災等の不慮の事故、重い病気などで一時的に支払いが困難な方
- 高齢でひとり暮らしの方
- 昼間に小学生以下のお子様だけで在宅しているご家庭
- 新型コロナウイルスの影響で生活に支障が出ている方(特別措置)
上記に該当しない場合でも、止まってしまう前であれば何らかの措置を受け付けてくれる時もあります。
滞納が膨らんでしまう前に、相談することが大切です。
電気・ガス・水道をほとんど使わずに生活している人の知恵を借りる
【電気】
電気は、私たちの暮らしには欠かせないものではありますが、普段から電気をほとんど使わずに暮らしている方も実はいます。
現在、省エネ生活研究家をされている、アズマカナコさんという方は月の電気代がたった500円だと言います。
一人暮らしではなく、お子さんもいるご家族で1ヶ月暮らしての電気代が500円なのです。
以下は、そのアズマカナコさんの暮らしの知恵が詰まった本ですが、読んでみると確かに電気を使わずに十分に暮らしていけるなということがわかります。
図書館にも置いてあることが多いので、ぜひ最寄りの図書館で一度借りて読んでみてください。
漫画形式でとても読みやすく、電気を使わずに暮らす知恵をふんだんに手に入れることができます。
また、無印良品が公開している記事、電気を使わない暮らしでも、電気を使わずに暑い時期を過ごす知恵が掲載されています。
【ガス】
ガスが使えない場合、お湯が沸かせないので、温かいお風呂に入れなかったり、ガスコンロで料理をすることができなくなりますが、電気同様、日頃からガス会社さんに頼らずに生活することを心がけている方もいます。
例えばご飯の支度。
ガスコンロでなく、卓上でも使えるような電気のIHコンロを使用して料理をしたり、カセットガスコンロを使って料理をしている人も。
小型のIHコンロやカセットガスコンロは、街中にあるリサイクルショップにはもちろんのこと、メルカリやネットフリマなどでも格安で販売されていたりします。
ジモティという不用品を譲り合うサイトでは、タイミングがあれば無償で譲り受けることができるかもしれません。
そして、お風呂。
何日もお風呂に入れないのは不快に感じてしまいますし、精神的にも衛生的にも良くない影響を受けてしまいますよね。
お風呂の場合、住んでいる地域にもよりますが無料で入れる共同浴場や温泉・銭湯などを利用する方法が考えられます。
源泉豊かな地方にお住まいである場合は、少し足を伸ばせば、きれいで良質な温泉に無料で入れる場所がたくさん見つかるかと思います。
温泉があまりない都心でも、地域の銭湯などでは、気軽に利用してもらえるよう、無料デーや割引制度なども行なっています。
また、電気が通じていれば、電気でお湯を沸かせる機器を使用してお風呂を沸かす方法もあります。
『湯沸かし太郎』などの名前で商品が売っていますが、中古であれば格安で手に入るものもあるかもしれません。
日頃からガス会社のガスを使わず、節約のために、こういった機器を使用してお風呂を沸かしている人もいます。
さっと使える利便性は確かになくなりますが、ガスが使えなくても暮らしを営んでいくことは可能です。
電気同様、なるべく使わずに暮らしていく知恵をまとめ終わりましたら、こちらにリンクしていくようにしたいと思いますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
【水道】
3つのライフラインの中で、一番命にも直結し、使えないと困るのが水道。
なので、給水停止までの措置も他のものより、比較的長くとられていますが、それでも諸事情により止まってしまいそうな場合や止まってしまった場合、以下のような対策を一時措置として取り入れることは可能です。
ただし、生命の維持や衛生上の理由から、公的機関の相談などを利用し、なるべく早く自由に使えるよう対策を進めていくのが望ましいかと思います。
日常の飲み水などは、次のような方法で手に入れることもできます。
- 無料で水が得られる給水スポットを日頃から利用し、飲み水を得る
- 最初の容器代数百円を払えば、無料で水を得れるサービスを利用する
水道が止まってしまう事態におちいっている時は、その他の部分もかなり苦しい状況にあるかと思います。
特に、お子さんなどがいるご家庭で水道が止まってしまうのは、とても厳しいですよね(涙)
電気やガス、水道など、ライフラインの維持が難しい状況になりそうな時は、迷わず相談をすることをおすすめします。
必ず力になってくれる場所はあります。苦しい時は、遠慮せず支援の手を求めてください。
困りごと別対応策③:生活に必要な日用品の購入が難しい
暮らしをしていると何かと必要になってくる日用品。
食料品同様、思うように買えないと暮らしに支障が出てしまうものも多々ありますよね。
生活に必要な日用品の購入が厳しい時は、次のような対策があげられます。
- 必要最低限で済むものはないか、本当に必要か暮らしの仕方を見直す
- 公的機関など、衛生用品の支給をしてくれる場所に支援を求める
- ポイントを貯めてドラックストアなどでの購入に充てる
日用品で本当に必要なもの、なくてはならないものは何か、一度暮らしを見直してみます。
シャンプーやボディーソープが買えなくても、石けん1つあればまかなうことができます。
食器洗いや洗濯洗剤が買えなくても、重曹1つ、もしくは石けん1つあれば代用することができます。
家中の掃除洗剤も、実は重曹などの粉が1つあれば全てに対応することができます。
ティッシュペーパーが買えなくても、トイレットペーパー1つあれば、代用することができます。
私自身も、度重なる生活苦の中で、本当に必要なものは、実はそんなにないということに気付きました。
上記に出てきたのは、石けんと重曹とトイレットペーパーの3つ。
街中にはさまざま商品が販売しています。
あまりにも当たり前に売られているし、みんなも当たり前のように使っているので、それを買って使うことが普通なのだと考えていました。
でも、よくよく考えてみたら、実はなくても生きていけるものばかりだったのです。
こんな風に一度暮らしを見直してみると『必要最低限のものだけでも生活していける』ということに、気が付くのではないかなと思います^^

石けん3つで100円+重曹400円+トイレットペーパー400円=1000円相当のお金やポイントがあれば、1ヶ月は困らないかも!
困りごと別対応策④:ローンの支払いが難しい・滞る
家のローンや車のローン。
経済的に余裕のある時は、月々の支払いもさほど苦に感じませんが、金銭的に苦しい状況にある時のローンほどしんどいものはありません。
今月はローンの支払いが厳しそう、すでに滞っているなどの状態にある時に考えたいのが、次のような方法です。
- 借り入れ先の機関へ支払いが厳しいことを早めに相談する
- 低金利ローン・おまとめローンへ借り換える
- リバースモーゲージに借り換える
- 個人再生・債務整理を考える
- 住宅を売り、賃貸として現在の住まいに住み続ける(リースバック)
ローンの返済が滞る前に、支払いが苦しいことを早めに相談することで、金利の見直しをしてくれたり、月々の返済が少しでも楽になるように何かしらの対策に応じてくれることがあります。
また、今ローンを組んでいる場所よりも、金利の低い機関に借り換えたり、各種ローンをまとめて返済先を一括にできるおまとめローンなどを行っている場所に借り換えることで、支払いをしやすくすることもできます。
『リバースモーゲージ』は、住宅を担保に融資を受け、融資を受けた人の死後、不動産の売却により借り入れを一括返済するというシニア向けのローンの1つ。
リバースモーゲージの契約期間中は、利息のみを返済していく形となっているため、支払いの負担は大きくならずに済みます。
このように、ローンの支払いが厳しい、苦しい時に取れる対応策はいくつもありますが、一番大事なのは、早め早めに対応策を取っていくこと。
苦しいなと感じたら、すぐに動くようにするのが得策と言えます。
困りごと別対応策⑤:クレジットカードの返済ができない
クレジットカードの支払いに苦しんでしまっている時は、以下のような機関で相談に乗ってもらうことが可能です。
上記のような相談機関では、解決方法のアドバイスをくれるだけでなく、今後お金のことで悩まないように、健全な家計になるための知識も伝えてくれます。
相談も無料で行ってくれるところがほとんどです。
困りごと別対応策⑥:奨学金が返済できない
生活が苦しく、奨学金の返済が苦しい・できないと悩んでいる方は、以下のような機関に相談をすることができます。
奨学金の返還が厳しくなった場合、
- 返還期限を先送りできる返還期限猶予
- 月々の支払額を減額して返還できる制度
などが設けられています。
事情により、上記のような制度を適用してもらえる可能性がありますので、ぜひ相談をしてみてください。
困りごと別対応策⑦:住宅がない、もしくは追われそう
家賃やローンの支払いが難しく住むところを追われそう、もしくはすでに住むところがないなどの状況にある時は、以下のような対応策を考えてみます。
- 市区町村の該当窓口へ相談する
- 移住支援
- Webサイト『すまこま』で受けれる支援を調べたり、相談窓口を見つける
住むところに問題を抱えている人に対し、一時的に住居を支援したり、家賃が支払えるよう援助をしたりといった制度が設けられています。
相談先は、上記の項目で説明した『生活困窮者自立支援制度 相談窓口一覧』を参考にしてみてください。
また、人口減少をしている地域では、少しでも多くの方に居住してもらうため、移住支援を行っている場合もあります。
空き家になっている物件を無償や格安で提供してくれるだけでなく、移住に必要な資金も援助してくれたり・・・。
1つの例ですが、単身移住の場合で50〜60万円、世帯として家族で移住の場合100万円といった支援金の援助行っている自治体もあります。
現在住んでいる地域に住み続ける理由が特にない場合などは、移住支援を利用して生活を住居や就職先を確保するといった方法もとれるのではないでしょうか。
住まいの困りごとの相談窓口『すまこま』では、住むところに不安を抱えている人を支援するサイトです。
- 今日行くところがない
- 家賃が払えない
- 家を追い出されそうになっている
- 入居できる物件がない
- 保証人がいない
- 入居に関わる費用がない
- 引っ越しができない
- 近所とトラブルになっている
- 残留物のことで困っている
じぶんのいる場所の近くで、支援や相談を行っている場所も表示してくれるので、参考にしてみてください。
困りごと別対応策⑧:仕事が見つからない
定職が見つからない場合、安定的に収入が入ってこないので、生活を安定させるのがより困難なものになってしまいますよね。
求人のチラシやサイトで探したり、ハローワークで希望にあう仕事がないか探したりしてはいるものの、思うような仕事が見つからない場合は以下のような方法で探すこともできます。
- 各企業や団体のサイトの求人情報に目を通す
- 地域職業相談室を利用する
例えば、支援をする側のNPO法人や社会福祉法人、幼稚園や保育園、介護事業所など・・・各企業、団体の公式サイトで職員の募集していたりします。
希望する職種に関連するサイトをぜひくまなく閲覧してみてください。
サイトの下の方やサイドなどに小さく募集が表示されていたります。
ハローワークが設置されていない地域では、『地域職業相談室』として、職業相談や仕事先紹介などを行っていたりします。
また人づてに仕事が紹介してもらえることもあります。
仕事を探していることを話せる人がいる場合には、何か良い情報がないか相談をしてみるのも1つの方法です。
お金が苦しい状態にある時は『できること』から1つずつ
お金がなくて生活が苦しい、これ以上自分ではどうして良いか分からない・・・。
そんな状況におちいってしまった時、まず大事なのは『焦る気持ち・不安な気持ちを少しでも落ち着けること』。
それから、できることを1つずつ取り組んでいきます。
それでも、1人ではどうしても不安だったり、どうにもならないと感じた時は、迷わずに各機関へ相談するようにします。
支払いたいけれど、今は経済的に厳しい状況にあること。
食料や日用品を買える状況にないこと。
健全な暮らしができるように、支援を受けたいこと。
状況的に今はできないけれど、きちんと、健全に暮らしたい気持ちがあることを伝えれば、力を貸してくれる場所はたくさんあります。
安心して暮らせる毎日を手に入れられるように、『みらいづくりラボ』も応援しています。