貧乏とは「思考」
貧乏とはお金がない状態を主に指す言葉ですが、「なぜそのような状態になってしまうのか」って考えたことがありますか?
貧乏になってしまう。そこには必ず原因があるのです。
その原因とは、「お金がない状態を作り出してしまう思考」そのもの。
「思考」が、貧乏という形で現れているということです。
そんな話をすると、「そんなことない!お金を欲しいといつも思っているのに!」といった声がでてくると思います。
わかります、その気持ちは痛いほどに、私もわかります。
なぜなら私自身も、「こんなにお金に苦労している私が一番”欲しい”って願っているのに!」って何度も思ってきました。
「こんなに毎日お金の計算をして、欲しいものも我慢して、無駄使いもしないようにがんばっているのに」って。
自分の考え方が貧乏な状態を引き起こしているなんて、到底信じられませんでした。
でも現実には、なかなか思うように入ってこない。
入ってきたとしてもすぐに出ていってしまう。
だからいつもないという状態がずっと続きました。
そうなってしまったのは、そんな状態をひきよせていた私自身の考え方や行動があったからなのですが。
その事実に気づくまでにかなりの時間がかかりました。
なので今回は、ずいぶんとお金がない状態に苦しんだ自分自身の経験と照らし合わせて、もう2度とお金に悩まないために、そして同じように苦しむ人を1人でも減らすために、どんな行動や思考がよくなかったのか、そして何を大切にしていけばいいかについても触れられたらなと思います。
もくじ
貧困から脱出するために、貧乏を招く行動や考え方を知る
実際にお金がない状態がながく続いた私はどんな思考で生きてきたのか、そしてどんな行動をよくしていたのか振り返ってみたいと思います。
みなさんが同じことで苦しまないためにも参考になるものがあればいいなと思っています。
お金がなかった時の行動や考え方
- 安いものばかり買っていた
- 出ていくお金ばかり計算していた
- 何にいくら使っていくら残るかそればかり心配していた
- 忍耐力がなかった
- 焦りや不安ばかりに支配されていた
- 確固たる信念がなかった
- 信じる気持ちが欠けていた
- すぐに感情的になっていた
- 家族や環境、周りのせいにしていた
- ないのに使おうとしていた
- お金のかかるものばかり追い求めていた
- お金を使うのがお金持ちと思っていた
- 先の自分のお金を使おうとしていた
- 使ったら使いっぱなし、家計簿が続かない
おぉ・・・(苦笑)結構ずらっと並びました。
ざっと見渡してみても、だいぶ感情的な感じだなぁと我ながら思います。
心配、焦り、不安、疑う気持ち、あきらめ、憤り、欲、弱い自分・・・・。
今ある考え方や行動を変えない限り、暮らしはずっと今のままです。
嫌な部分、知りたくない気持ちもありますが、どこかで向き合わなければ同じ状態は永遠に続くのです。
よくない行動や思考を改めていくことは、結果的に豊かな暮らし、望む未来を手にいれることにもつながります。
ではこんな風にすると良くないよって例を伝えるためにも、1つ1つについて書いていきたいと思います。
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安いものばかり買っていた
お金がずっとないので、高いものには手が届きません。
なので、買うものはいつも安いもの。
本当に気に入って安い値段で買えたものならいいですが、たいがいが、「一時それで済めばいいかな」とか、「壊れたらまた買えばいいか」という気持ちだったと思います。
自分の身の回りは気がついたら大事にしない安いもので溢れていて、ほこりをかぶっているものもたくさん。
視界がいつもすっきりしなくて、心もやっぱりガサガサ、いらいらしがちだと思います。
- 買う前に価格を調べる
- 本当に生活に必要で買おうとしているのかもう一度自分に問う
出ていくお金ばかり計算していた
これは本当にもう痛いほど自分でも痛感していることでした。
友達や家族と出掛けても、まずはお金の心配から入る。
何にいくら、何にいくらかかるから、これくらい出せば足りるかな・・。という思考。
現地についても、何か食べようにもお金のかからないものを選ぶ癖がしみついていて、本当に食べたいものとか、満足するものとかを自然と選ばない自分になっています。
なにかアクティビティを目の前にしても、お金がかかるからとか、高いねぇ・・・とか、そんな理由で結局何もせず。
ばたばた移動しているだけで、心があまり満たされないおでかけばかりに。
心の満たし方もわからず、おでかけしても疲れるだけなんて、なんだかさみしいですよね。
- お金の心配をやめる
- お金の計算ばかりする日々を1日でも減らす
- 意識をお金以外のところへ向ける
何にいくら使って、いくら残せるかばかり計算していた
入ってきた少ないお金を使うたびに、残金の心配ばかりしていました。
買い物のあとにいつもそんなことを考えていていたので、帰り道はいつもさみしい気持ちに。
普段の買い物でも全く同じでした。自宅に帰ってからもいつも頭の中で残金の計算ばかりしていて、ピリピリ・・・。
気が付けばこの時点までで、いつもお金の心配ばかりしていたことになります。
その背景には「お金がなくなったらどうしよう」「次入ってくるまで足りるかな、つがるかな」。
お金がなくなるや、お金がギリギリなことばかり、心配して考えていたんです。
100年以上も前から読まれている名著「原因と結果の法則」では、「思考は現実化する」とありましたが、それに照らし合わせてみても、「お金がなくなる」や「お金がギリギリ」なことばかり考えていたら、その通りに生きているだけということだと思います。
何事も原因があって、結果がある。このことを忘れちゃいけないんですね。
- 予算通りの生活ができるように工夫する
- 心配で1日に何度も計算してしまうなら、家計簿をつける習慣を身につける
- お金がないことばかりイメージする自分を今日からやめる
忍耐力がなかった
忍耐しているようで忍耐ありませんでしたね^^;
その状況を乗り越えていこうにも、やはり人間楽なほうへ行きたいと思ってしまうもので、都合の良い言い訳や理由をみつけて、結局は楽なほうへすぐに行っていたと思います。
- 何のためにその我慢が必要なのか考え直してみる
焦りや不安ばかりに支配されていた
いつもお金がなくなったらどうしようとか、先の心配ばかりしていたので、心の中はいつも危機感でいっぱいでした。
そんな危険信号がなりっぱなしの心と頭の中では気が休まる暇がありませんよね。
お金を計画的に使うのは大事ですが、そればかりになってしまうと頭の中がお金の計算でいっぱいに。
不安から逃げるために、お金の計算をして安心をする、永遠にその繰り返し。
何をしても、どこへいってもまず計算する。
目の前の貴重な時間が心から楽しめない、そんな風にいつの間にか体に染みついてしまっていました。
その不安はいったいどこからくるのか考えてみれば、それは自分自身のお金への無知と管理の甘さからくるものだと気づきました。
お金の不安をなくしたければ、お金のことをもっと良く知る。
そして徹底して管理する。
1円単位までピリピリすることはないと思いますが、1日の自分のお金の流れを記録するとか、お金に関する本を読むとか、そういった感じで不安をなくす努力をすることは大事だなと思います。
逆にそれができていれば、むやみやたらにお金のことを何度も考えたりしなくて済むようになります。
- 帰宅したらその日使った分をノートに書き、お財布の小銭を貯金箱に入れる。
- 毎日5分でも10分でもお金に関する本を読む。
確固たる信念がなかった
強い信念や気持ちがなくても家事育児はできるので、普段家にいる主婦には「確固たる信念」なんてあまり必要のないものですが、「自分はこれをやるんだ」とか、「絶対これを達成させるんだ」ってものがなければ、気持ちはやっぱりどんどん弱いほうへ向いていってしまうと思います。
私自身も、「○○になったらいいのにな」と思うものがあっても、それを自分の力で実現に近づけるんだ!っていう気持ちが弱かったなと感じています。
むしろ心のどこかで「無理なのかもな」とあきらめている部分すらあったと思います。
なので、お金に関しても同じで、「お金持ちになりたいな」「もっと豊かな暮らしをしたいな」って思いつつ、「絶対に豊かになってみせるんだ!」とまでは考えてなかったと思います。
「なりたいな~」「でも無理かな~」では、そうなれるはずがないのに。
「いつかは本当に豊かになれるのかなぁ。。」っていう思いだけでは、不安や言い訳のループからは逃げられないかなと思います。
「絶対に○年後までに豊かな暮らしをするようになってみせる!」位の気持ちが必要だったなって改めて反省しました。
- 数字を入れた具体的な目標をたてる
- 目標はなるべくシンプルに
信じる気持ちが欠けていた
さっきの確固たる信念がなかった部分の話に共通しますが、自分の思い描く理想の暮らしになるために、私自身信じる気持ちが足りなかったなと思います。
不安や危機感でいっぱいで、豊かな暮らしをしている自分、お金にゆとりをもって暮らしている自分はどこか絵空事のようなイメージでいました。
それでは、そんな暮らしはなかなか手に入らないのも当然かなって思います。
だって本人が「そんな風に本当になれるのかなぁ~~」なんてぼんやりしか思っていないんです。
ずっとそんな風に思っていたら、そんな風な未来が実現していくだけ。
気持ちの部分は気が付いたら今すぐにでも変えられる。
もしいまこれを読んでいるあなたも、そんな風に自分のなりたい暮らしについてどこか客観的にぼんやりと思っている部分があったら、しっかりとリアリティをもってまるでそのような暮らしをしているかのように強く強くイメージしていくことを、おすすめします。
- 手にいれたい理想の暮らしについて細かく書く。
すぐに感情的になっていた
感情豊かなことはとても大事なことだけど、感情的に日常を送り過ぎてしまうととてもしんどいのではないかなと思います。
なるべく穏やかに、穏やかな海で波がゆらゆらしているかのごとく、落ち着いた感情でいられるほうが日々がよりスムーズになります。
強い感情はときに強力な推進力にもなるけれど、それは長続きしない。
私自身、いつもお金のことで悩み、頭の中がお金のことでいっぱいだった時、いつも不安でいっぱいでピリピリしていて、家族にもささいなことでイライラをぶつけてしまったりして、とても良くない空気が家の中に流れていたと思います。
でもなかなかそこから抜け出せなくて、悪循環のままもがいて・・・。
感情が穏やかでなければ、お金の使い方もお金への態度もやはり荒くなってしまいます。
お金に気持ちがあるとしたら、穏やかで優しい人のほうがやっぱり好きなんじゃないでしょうか。
自分のことをあまり知ろうとしてくれなかったり、せっかく来たのによく考えずに他へ渡されてしまうより、自分のことを理解しようとしてくれたり、どこかへ払う時も理由があって気持ちよく移動できるならお金だって嬉しいはず。
そして、穏やかで優しいところを通っていきたいはずです。
こうして考えてみても、感情が激しすぎることにメリットはあまり見えないなと感じます。
強い信念があることと、感情が激しいことは違う。
そして、いい人間であろうとすることも大事だなって、やっぱり改めて思いました。
- 1年間、家族や周りの人々に優しい言動をする。
家族や環境、周りのせいにしていた
自分が思い通りのように暮らせないことを、子供がいるからとか、家事が大変だからとか、とにかく環境や周りに要因があるとしていました。
でも、これは違うんですよね。自分のした言動、自分の決めてきたことの結果がいまの暮らしなわけで。
例えば「こどもがまだ小さいから時間がない」ってよく言っていたんですが、確かにないといえばないんですよね、でも本当は違う。
「こどもが寝た後や、早起きをすれば時間はまだ作れたりする」んです。でもそれはきついからしない。
「家事を効率的にやれるように考えれば時間はまだ作れる」っていうのもあると思います。でも、そこまではしない。途中でSNSなんて見たりして、家事の時間は大幅にかかってしまう。
豊かな暮らしを手にいれるために、何かをする時間が必要なのに、その時間を確保するのが大変だから、しんどいから、こどものせいや環境のせいにしていること私自身たくさんありました。
それをやめなければずっと変わらないままなんですよね。なので、気づいた時から周りのせいにするのをやめなくちゃと私自身も強く思いました。
- 原因は自分の中にあることを忘れない
- できない、やらない本当の理由を探る
ないのに使おうとしていた
私自身も、そんな目先の欲や気持ちにほいほい負けて、ないのにお金を使おうとすることが日常茶飯事でした。
お金がないのに、使おうとするなんて変な話ですが、結構みなさんにも経験あるんじゃないでしょうか。
ないけど、目の前の欲しい気持ちに負けて、本来そのことに使う予定じゃなかったお金を使ってしまう。借金をしてまで手に入れようとしてしまう。
世の中にはローンやキャッシングなんていう手軽にお金をなんとかできる方法もゴロゴロしているので、簡単にそういうものに手を出してしまう。
本来今の自分には買えないものも買えてしまう。
でもそのお金は未来の自分からも借りているものなので、未来の自分が使う分がどんどん減っていってしまうんですよね。
だから、先の暮らしがどんどん苦しくなる。
やっぱりいまあるものを基準に考えていかないといけないなって反省しました。
- ないものは使えない。
- 未来の自分から借金をしない。
お金のかかるものばかり追い求めていた
世の中はお金をたくさん使ってもらうように、いたるところに仕掛けがいっぱいしてあります。
よく考えればそりゃそうですよね、向こうもビジネスなんです。みんなに何かを買ってもらってお金を使ってもらうことによって、自分にお金がはいってくる。
国民の大半がお金を稼ぐために毎日仕事に出掛けていっているんですから、考えてみれば、世の中のほとんどがお金を使ってもらうもので囲まれているのは当たり前なことなんですよね。
みんな自分のビジネスなり、自分の勤めている会社の利益のために、いかにお金を使ってもらうか頭をふり絞って労働しているんですから。
テレビをみても、街にでても、電車にのっても、まわりはお金を使ってもらうための広告や仕組みでいっぱい。
手にもっていつも見ているスマホにも。
みんなも持っているから、流行っているから、楽しそう、面白そう、いいね、お金持ちそう。
いろんなあこがれを刺激されてやっぱり自分もお金を使うことばかりに、幸せを追い求めがちだったと思います。
こんな素敵な服、こんな便利な家電、休みの日には楽しそうなレジャー施設。
お金がいくらあってもきりがないほどです^^;
いつの間にかみんなと同じでないと恥ずかしいとまで考えていたり。
人並みの持ち物で、みんながいっているようなところにいけないと、まるで貧乏なような、そんな錯覚さえ感じたり。
みんなと同じようにお金を使っていたら、生活が苦しくなるのは当然です。しかも、みんなはこんな感じで暮らしているっていう表面的な部分しか見えていないのだから・・・。
- 自分なりの理想の暮らしはどんなものか改めて考える。
- 本当に自分はそれが欲しいのか考える。
お金を使うのがお金持ちだと思っていた
そしてこれが致命的な勘違いだったなっていまとなっては思います。
「お金をたくさん使う=お金持ち」っていうこと。
確かにお金を湯水のように持っていれば、使いたいところで使いたいだけ出せるので、あたかも「お金持ちだからたくさん使っている」風に見えます。
でもそれは、特に必要のないものまで無駄使いして後先考えずにお金をばらまいているわけではないでんですよね。
それが必要だから、必要なものを手にいれるために適正価格を支払っているというだけで。
お金持ちの買い求めるものの値段がとても高いので、あたかも「お金がたくさんあるから、細かいことは気にせず、むやみやたらにたくさん払っている」ようにも見えたりします。
そんな風にお金持ちへの間違ったイメージで豊かな暮らしを思い描いているから、手元にお金が少し入ってきたら、お金持ち風に使おうとします。
豪華で高そうなホテルや、おしゃれなレストランと料理。レジャー施設では今しか楽しめないとばかりに抱えきれないほどのお土産。
「たくさん買える=お金持ち」ではないのに。
そうした身の丈にあわない行動や暮らしは、やはり暮らしを困窮させていってしまいます。
- お金をたくさん使うこと=お金持ちではないことを理解する
貧困から脱出したいなら、お金に真剣に向き合うこと、そして学ぶこと
本当に豊かな人がどんな生き方をしているのか、どんなお金への考え方をもっているのか、
豊かになるためには、どんなことを思い行動していけばいいのか。
考えること、学ぶことはまだまだ無限にあります。
過去にお金がなかった自分がしていた行動、思考をずら~っと振り返ってみましたが、こうして文章として客観的に見てみても、お金がなくて当然だなという行動、思考ばかりでした。
お金への間違った解釈、間違った使い方、コントロールできていない自分の感情、不安や恐れ、弱い意志、その1つ1つを修正していかなければ、同じ環境がずっと続いていってしまいます。
正直、自分のなかの良くない点と向き合うのはつらいし恥ずかしいですが、そこから逃げても豊かな暮らしに近づけるわけではないんですよね。
今回は私の失敗を例にあげてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
もっと豊かな暮らしがしたいって誰しもが思うはずです。
それを叶えられるも、叶わなくするも自分だとしたら。
これからもお金に関する記事、知識をどんどん更新して行く予定です。
1つ1つお金について学んで、安心して暮らせる豊かさを手にいれましょう。
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