つやつやでぷっくりした質感と、いろんなアートやデザインが楽しめることから大人気のジェルネイル。
ネイルサロンで施術してもらえればいいけれど、毎月ネイルサロンにいく費用も、時間もなかなか大変という方は、自分でセルフジェルネイルをするのがおすすめです。
ネイルを独学ではじめた後に、スクールで学び、自宅をサロンとしてネイルのお仕事してきた経験をふまえて、これからはじめたい人に向けて、ジェルネイルに必要な道具をまとめました。
「はじめたいけれど、どうしたらいいかわからない」の解決に役立つように記事を書いていきます。
セルフジェルネイルをはじめて、ネイルのある暮らしをぜひ楽しんでいってくださいね^^
もくじ
セルフジェルネイルに必要なもの・道具を知っておこう
ジェルネイルを始める前に、どんな道具が必要か、何からそろえればいいのか、必要なものについて知っておくと、とてもスムーズです。
<ジェルを塗る前><ジェルを塗る時><ジェルを塗った後>と、工程別に一通りあげましたので、ぜひ参考にしてみてください。
セルフジェルネイルをする際に必ず必要なもの・道具
ジェルネイルをする際に必ず必要になってくる道具は以下の通りです。ジェルネイルの工程別に書いています^^
【塗る前】セルフジェルネイルを塗る前に必要なもの・道具
ジェルネイルを塗る前には、爪の形や長さを整えたり、ジェルの定着をしっかりとするための作業や、甘皮の処理など行うことがたくさんあります。
お気に入りのネイルを長持ちさせるためにも大事な作業なので、道具を使ってしっかり行うのがポイントです。
エメリーボード
エメリーボードは、爪の長さや形を整えるために使う道具です。
よくネイリストさんが手に持っているのを見たことがある人も多いと思いますが、ネイルサロンにいくとネイルを塗る前の段階で必ずしている工程になります。
ファイルの動かし方、扱い方1つで、ネイルの仕上がりがぐっと変わってきます。
バッファー
バッファーは、スポンジ状の厚みのあるネイルファイルで、ジェルを塗る前の爪の表面に、このバッファー
で細かな傷をつけて、ジェルの定着を高めます。
ジェルを塗る前に爪の表面にファイルで小さな傷をつける作業のことを「サンディング」といいます。
Gはグリッドと読み、ファイルの目の粗さを表しています。
一般的によく使われているのは180G~240Gくらいの目の粗さのものが多いです。
数字が小さいほど、荒く傷がつき、数字が大きくなるほど細かな傷をつけていくことができます。
爪の表面の目には見えない凸凹をとるためにも使用したりしますので、爪磨き前に使用すると、爪のつやつや感がさらにアップします。
ファイル180G
バッファーと同じ役目で使用したりする板状のファイルです。
ジェルの定着をよくし、サイドからジェルがはがれてこないようにするために、バッファーでは届かないような爪のサイド部分など細かいところのサンディングに使用します。
ファイルのグリッドはいろんな種類のものがあって、好みで使いますが一般的によく使われるのは180Gのファイルです。
ダストブラシ
ダストブラシは、ネイルサロンにあるのを見たことがある人もいるかと思いますが、ふわふわした小さなブラシで、ファイルで削った削りかすなどを払うために使う道具です。
ネイルでは目では見えにくいような細かなカスやごみが結構出ます。
これを残したままにしておくと、塗ったジェルに混ざってしまったりして、仕上がりが悪くなってしまいますし、はがれやすくなる原因ともなってしまいます。
お掃除系の役目を果たすダストブラシはあったほうがいいと思います。
メタルプッシャー
メタルプッシャーは、爪の生え際についている甘皮を処理するために使用します。
甘皮をしっかり除去しないでジェルを塗ると、詰めの生え際までしっかりりジェルを塗ることができず、甘皮の部分からジェルがはがれやすくなってしまいます。
せっかく気に入ったデザインのネイルがすぐにはがれてしまったら悲しいので、ジェルを塗る前の甘皮の処理といった作業はしっかり行うのが大切です。
ガーゼ類
ガーゼはなくてもなんとかなりますが、甘皮をとる作業をする際に使用します。
爪の生え際からぽろぽろ取れてきた甘皮を少ししめらせたガーゼを指に巻いてふき取ると、とてもきれいにとることができます。
細かなごみなどが爪の表面に残っていると、ジェルがはがれやすくなる原因になりますので、ガーゼを使ってしっかりとるのがおすすめです。
【塗る時】セルフジェルネイルを塗るときに必要なもの・道具
いざ、ジェルネイルを爪に塗っていこうとするときに必要になってくる道具を紹介します。
プロ用から、気軽に趣味で使えるものまで、ありとあらゆるメーカーから、さまざまな道具が出ているので、自分の好みにあわせて少しずつ集めていくのがおすすめです。
プレプライマー
プレプライマーはジェルを塗る前に使用します。
なくてもジェルネイルはできますが、あったほうが断然ネイルの持ちがアップします。
サンディングや甘皮の処理などを終えた状態の爪にマニキュアのようにハケで塗って使います。
このプレプライマーを塗ることで、爪の余分な水分や油分を除去することができ、ジェルがしっかりと自爪に定着してくれます。
ライト
ライトは、ジェルネイルをする上でなくてはならない道具の1つです。
LEDライトやUVライトなど種類があり、使用するジェルにあわせたものを使います。
お値段もピンキリですが、安いものの中には、ライトの光が弱くジェルがうまく固まらないものなどがあるので、注意が必要です。
また、使用するクリアジェルがLED対応のジェルなのにライトがUVランプの場合なども固まりませんので、どちらも購入時はよく確認して購入するようにするのが大切です。
クリアジェル
ジェルネイルではなくては始まらない道具といえばこれ、クリアジェル。
下処理をした爪にまずクリアジェルを塗って一度硬化させてから、カラージェルないし、アートをしてネイルを作っていきます。
いろんなメーカーから出ていて、お値段もピンキリ。
いろいろ試してみてお気に入りを見つけるのがネイル生活を楽しくするポイントです。
カラージェル
ジェルネイルをしていて、いちばん楽しいのがアートやデザインをしているときではないでしょうか。
カラージェルは本当に無限大といっても過言ではないほど、各メーカーからさまざまなジェルが出ており、このカラージェルを少しずつ集めていくのも楽しいもの。
ピンキリなので、使い比べながらお気に入りを見つけていくのがおすすめです。
ジェルブラシ
ジェルを塗るうえで必ず必要になってくるのが、ジェルブラシ。ハケともいいますが、ジェルを爪に塗るときに使う道具です。
筆先もいろんな形をしていて、先が斜めにカットされたものや、まあるくラウンドしているもの、平たくまっすぐになっているものなど、塗る用途にあわせてジェルブラシをつかいわけると、ジェルをとてもきれいにぬることができます。
ジェルクリーナー(クレンザー)
ジェルクリーナーは、ジェルをライトで硬化させたあとに、使う道具で、下記で説明するワイプとあわせて使います。
ジェルをライトで固めたあとも、まだ固まりきらなかった未硬化ジェルというものが、表面に残ります。
これが残ったままだと仕上がりがきれいになりませんし、ベタベタするので、このジェルクリーナーを含ませたワイプでひと拭きします。
ワイプ
ジェルクリーナーとあわせて使う道具がワイプです。
大体スポンジ状になっているものが多いですが、シート状になったワイプでも同様に拭き取りに使うことができます。
なくてもキッチンペーパーなどで代用することができますが、専用のワイプのほうが未硬化ジェルの拭き取りがきれいにできます。
【塗った後】セルフジェルネイルをオフする時に必要なもの・道具
ジェルネイルをデザインチェンジしたいとき、ある程度の期間がたって一度はがすときなどに使うジェルオフの道具についてもご紹介します。
ファイル
板状のネイルファイルのことです。
ジェルネイルを塗る前の下処理でも使った道具で、ジェルネイルを落とすときには、まずこのファイルを使ってジェルの表面全体に軽く傷をつけるようにすると、次の工程でジェルが簡単にするんと落とせるようになります。
アセトン
ジェルネイルを落とすときにはアセトンを使わないと上手に落とすことができません。
ネイル用用品として売られているときには、「アセトン」という薬品名で売られているもの以外にも、「ジェルリムーバー」という呼び名で売られていることも多いです。
ジェルクリーナーも中身の成分はアセトンで同じ用途に使いますので、どちらを購入しても大丈夫です。
キッチンペーパーまたはコットン
キッチンペーパーや、コットン
に上記のアセトンを軽くしみこませ、ネイルの部分に載せます。
薬をしみこませたキッチンペーパーや、コットンはなるべく他の皮膚につかないようにネイルの部分だけにのせるようにすると、手荒れなどを最低限に抑えることができます。
また、キッチンペーパー自体はもともと大きいので、あらかじめ小さめにカットし、爪の大きさにあわせて折りたたんで使うのが便利です。
アルミホイル
アセトンをしみこませたキッチンペーパーをネイルにのせたら、その指をアルミホイルでカバーするように巻きます。
こうすることで、無駄に薬が蒸発するのを防ぎ、ジェルオフのスピードも早めることができます。
このアルミホイルもあらかじめ、指を巻けるサイズくらいにカットしておくのがおすすめです。
メタルプッシャーもしくはウッドスティック
ある程度の時間をおいてジェルネイルが浮いてきたころ、アルミホイルをはずします。
そのあとに、使用するのは甘皮の処理などでも使ったメタルプッシャー。これを使って、浮いてきたネイルをはがすように優しく落とします。
これはウッドスティックでも代用できるので、どちらでも大丈夫です。
うまく薬が浸透していれば、この段階でぽろぽろと取れてきます。
爪の表面に少しだけ残ってしまって落ちないジェルは、ファイルなどで削って落とすこともできます。
シャイナー
ジェルを落としたあとの爪は、少しダメージを受けていたり、見えないジェルが残っていたりして、つやつやではありません。
最後に爪磨きであるシャイナーを使って、自爪をきれいにしていきます。
ジェルネイル専用の爪磨きでなくても、どこにでも売っている普通の爪磨きでもある程度は代用できます。
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セルフジェルネイルをする際に”あったほうがより便利”なもの・道具
ジェルにネイルにはいろんな工程があって、いろんな道具がたくさんあります。
なくてもできてしまうものもあるし、代用できるものもたくさんあるので、はじめからすべてをそろえる必要はありませんが、ジェルネイルをするときにあったほうが、もっと便利になる道具についてもご紹介します。
【塗る前】セルフジェルネイルを塗る前にあったほうが便利なもの・道具
ジェルネイルを塗る前の下処理の段階であったほうがいい道具は以下の通りです。
人によっては必須という人もいるので、個人の判断で揃えるといいですが、私自身もよく使っていました。
キューティクルニッパー
甘皮の処理をしているときに使用します。
メタルプッシャーで爪からはがすように押し上げた甘皮を、キューティクルニッパーでカットするようにとっていくと、きれいに甘皮を処理することができます。
刃物ですので、気を付けないと皮膚を切ってしまうこともあるので注意しながら使ってください。
ネイルブラシ
ネイルブラシは、プラスチック製のものが多いですが、ファイルなどで削った削りかすなどを除去したり、爪の表面の汚れを落とすときなどに使います。
歯ブラシよりも硬い毛で、しっかりと汚れや削りかすを落とすことができるので、1本あると何かと重宝します。
【塗る時】セルフジェルネイルを塗るときにあったほうが便利なもの・道具
ジェルを実際に塗っていくときに、あるとさらにスムーズで便利なものを紹介します。
どれも代用できるので、はじめのうちは上記で紹介した、必ず必要ものだけあればジェルネイルをすることができますよ^^
ベースジェル
ベースジェルは、ジェルネイルの下地ともなる透明なジェルで、ジェルネイルの定着をより高めてくれるジェルです。
マニキュアでいうところのベースコートといった感じです。
プロの方でもベースジェルをあえて使わず、クリアジェルのみで仕上げていく方もいるので、別途用意しなくても大丈夫。
余裕があって、こだわりたい人はそろえてみるとまた楽しさが広がります。
トップジェル
カラージェルを塗ったあとやデザインを作ったあとに仕上げに塗るのがトップジェル。
こちらもベースジェル同様、クリアジェルで代用できるのではじめからなくても大丈夫なアイテム。
トップジェル専用の商品は、より仕上げをきれいにしてくれ、表面のツヤツヤ度もあげてくれるので、仕上がりをよりきれいにしたい人は揃えてみてもいいと思います。
スパチュラ
ジェルネイルを混ぜるのに使うのがスパチュラです。
容器に入れっぱなしだったジェルを撹拌するのに使ったり、カラージェル同士を混ぜてオリジナルカラーを作るときなどにも重宝します。
なくてもつまようじや、ウッドスティックで代用できてしまうので、はじめから購入しなくても大丈夫なアイテムです。
ウッドスティック
ジェルをぬるときにはみ出したジェルをとったり、ジェルをまぜたりするのに使うのがウッドスティック。
あれば便利なので買っておくといいと思いますが、はみだしたジェルを除去するのは、使っていないジェルブラシにジェルクリーナーを染み込ませて使ったり、キッチンペーパーなどでも代用することができます。
パレット
パレットは、水分を通さない紙製のものがほとんどですが、ジェルをのせてカラーを作ったり、ジェルを必要な分あらかじめ出しておくときなどに使います。
専用のものがあれが便利ですが、私はクッキングシートなどをカットして代用していました。
【塗った後】セルフジェルネイルを塗った後にあったほうが便利なもの・道具
ジェルを塗ったとにあったほうがいいものについても触れておきます。
キューティクルオイル
キューティクルオイルは、爪の周りに仕上げにさっと塗ることで、皮膚を手荒れから守ります。
見た目もかわいく、香りもいい匂いのものが多いので、何種類かそろえて気分にあわせて使うのもおすすめ^^
セルフジェルネイルに必要なもの・道具はスターターキットなどが便利
ジェルネイルは1つ1つの工程に、1つ1つ道具があるので、はじめから全部を1つ1つ選んでそろえるのは少し大変。
はじめての人が、簡単にすぐに始められるように作られたスターターキットなどのセット商品もたくさん出ているので、はじめはそういったキットを使って一気に集めてしまうのも手です^^
私自身もネイルをはじめてしようと思ったときに、実際に購入して使ったネイルキットをいくつかご紹介します。
シャイニージェル・ジェルネイルキット
私がジェルネイルを始めようと思ったときに最初に買ったキットが、SHINYGEL(シャイニージェル)のものでした。
国産の原材料を使っていると明記してあり、国内メーカーなので、品質の心配なく安心して使えます。
ジェルやランプなどもとても扱いやすくて、はじめてジェルをする人にはおすすめのメーカーです。
プロの方でもサロンで使用していたり、ネイル検定などでも対応商品でもあるので、検定を受けようと思ったときに、いちいち買い直すこともなく、使い慣れたアイテムで対策を進めていくこともできます。
買って損はないいちおしのセルフジェルネイルキットです。
グランジェ・ジェルポリッシュキット
道具の多いジェルネイルを必要最低限までシンプルにしたグランジェのネイルキット。
ファイルで爪を削ったりすることなく、マニキュアのようにジェルをしていくことができるジェルキットです。
あまり道具を増やさずに楽しみたい人におすすめ。
セルフジェルネイルに必要なものはネットで簡単に手に入る
たくさんの道具やアイテムが売り出されているネイルの世界。
はじめからあれもこれも集めてしまうととても大変なので、必ず必要なものから徐々に集めていくのがおすすめです。
ネイルの道具はネット上にとてもたくさん売っているので、近くに専門のお店がない人も、なかなか買いに行かれない人も、気軽に道具を集めやすいのが魅力です。
ブラシ1本からネットで買うことができますので、ぜひお気に入りのアイテムを見つけにいろんなショップをのぞいてみてください^^
少しずつ道具が集まっていくのもとても楽しいものですよ^^