こどものころは「勉強が仕事でしょ!」なんて言われて、毎日毎日勉強なんていやだなぁ~って思っていたんですが、不思議なことに大人になればなるほど「毎日どっぷり勉強時間があるなんてうらやましい!!」って思うようになりました(笑)
自分の息子たちをみていても、「勉強なんかいやじゃーーー!」と、なんとか勉強しなくて済むように、少しでも遊べるように逃げ回る毎日を送っているようです(苦笑)
気持ちはわかりますけどね^^;
今回お話にでてくる勉強っていうのは、学校で習うような算数とか、英語とかそういったもののお話しでなくて・・・。
仕事や、生きていくうえで必要になってきそうな知識のことです。
ある人のお話によると、社会人の勉強時間は平均6分だそう。そういえば、大人になってから毎日に追われて「さぁ勉強しよう!」と机に向かうなんてことはほとんどないですものね。
ちょっと長くなりましたが、その仕事や人生に役立つ知識をもっと身につけていくことで、人生がいまよりも豊かに、自由に、充実していきていけるのでは?というお話しです^^
環境を変えたいなら、学ぶことをやめないほうがいい
今私は人生の半分位生きたような年齢ですが(いやだわぁ^^;笑)、この歳近くなるまで、”大人になっても勉強したほうがいい”なんて心の底から考えたこともなかったように思います。
だけど、ここ最近になってようやく少しづつ気づいてきたことがあるんです。
それは自分からどんどん知識や情報をとりにいって身につけていかなければ、誰も教えてくれないし、守るものもどんどん守れなくなっていくということです。
ちょっと前なら、「みんなおんなじ」で横並びになって同じようなことをある程度知っていれば安心して生きていける世の中だったように思います。
ですが、今はとても情報の流れが早いですし、知識や情報を自ら積極的にとりに行く人とそうでない人の差がどんどん開く世の中になっていっている気がします。
ようするに、積極的に取りにいかなければ、置いて行かれてしまう、といった感じです。
世の中は資本主義でまわっていて、資本家というひとほど裕福に豊かに暮らせる仕組みになっています。
そんなこと若いうちは考えたこともなかったし「どうでもいいや~~」なんて、かる~く流しちゃっていましたが、今こども達を守る親になってみて、その仕組みの中で生きていくにはどうすればいいか・・・ということがとても切実な事実として感じるようになってきました。
主婦がちょっと知ってみた『資本主義社会』
この世の中は資本主義で動いています。
ちょっと前までは、「資本主義?そういえば学生のころの授業で習ったかも」程度で、自分とは全く関係のないこととして捉えれいました。
普段の生活では確かに関係なく、意識せずとも生きていけますが、分かっていたほうが、この世の中でより生きやすくなるヒントを見つけることができると思います。
私にはそんな風に感じました(笑)
資本主義とは、要は誰でも自由に生産手段が所有できる世の中であるということです。


そして生産手段をもっている人は、そこから自由に利益を追求していっていいよという仕組みであるということです。
ようは、生産手段をもって、ビジネスに取り組んで、みんな自由にお金持ちになっていっていいよ~という世の中ということです。
これは、誰にでもチャンスがあるいい仕組みなはずなのですが、世の中の全員が生産手段を持てるわけではないという側面もあります。
「生産手段を持てない」っていうのは、本人が「別にそんなことしたくないよ~」って場合もあるだろうし、「できない・・・」という場合もあったり、さまざまかなと思います。
そうなると、ここで不平等が生まれます。
自由であるということは、不平等も生むんですねぇ。。
自分のビジネスをどんどん軌道にのせて、どんどん豊かになっていく人と、そうでない人に分かれてしまいます。
そして、何が怖いかというと、生産していける側は、仕組みをよくわからない人たちから「自由に利益を追求していい」のですから、どんどんお金を集めることができます。
これが言葉ちょっと良くないかもしれませんが「搾取」というものの一つで、仕組みがよくわからなかったり、あまり調べよう、学ぼうとしない人たちは、意識的、無意識的関わらずどんどんお金を搾取されていってしまうのです。
世の中にある搾取に値するようなものといったら何があるかなぁ~っていうのは下の部分で説明してみました。

世の中のしくみをかいまみる
搾取って言うと、何かまるで高齢者の方をだますオレオレ詐欺のような雰囲気がありますが、実際に暮らしの中に浸透しているものはそういう犯罪とかではありません。
それも、1つのビジネスとして回っているもので、もちろんそのビジネスの中で働く従業員達もいるのですから。
「搾取」と言われてしまうものをざっと簡単にあげると・・・
- パチンコや宝くじなどのギャンブル
- ローンを組んで払うときの手数料や利子
- 保険などの金融商品
- 安いお給料で働き続けてしまうこと
- 大手キャリアの通信料金
- 依存性の高いたばこやお酒
などなど・・・が「搾取」と言われています。
どれも、お客さんとなる人たちが、自ら決定して利用しているのですから、無理やり「だせ!!」とか奪い取っているわけでもないし、ごく当たり前にみんな利用しているものばかりです。
そのサービスを利用して満足している人もたくさんいるのですから、悪いことではありません。
価値観も人それぞれです。
ただ、ビジネスとしてその裏で利益を得ている人がいることも忘れずに想像してみてください。
生産手段をもつ人たちは、その利益が出れば出るほど潤い豊かになっていきます。
どんどん払う人が増えれば、その分自分が豊かにどんどんなっていくので、みんながよろこんで出すように、夢や希望を抱かせるような広告やプロモーションなどで、人をどんどん引き付けていくようにしています。
これが、いわゆるビジネス戦略などと言われるマーケティングや広告の効果で、全ては多くの人が利用してくれるようになる作戦なのです。
利益がでなければ、生産手段はうまく回らなくなり、そこで働く従業員も困ってしまうのですから、みんな一生懸命あの手この手で、お金を使ってもらえるように頑張っているのです。
普段地道に頑張っているのは、その企業などで働く、ようは生産手段の所有者でない私たちと同じ「労働者」ですが、そこから得た利益はどこへ集められていくかというと、最終的には、一番頂点にいるその生産手段の所有者、いわゆる「経営者」さんにです。
環境を変えていくために何を学ぼう?
そういった世の中の仕組みは、ビジネス用語だったり、経営学~というものだったり、なんだか小難しそうに見えるので、食わず嫌いになっちゃって勉強しない人もたくさんいます。
いやいや私もそうでしたから。「な、なにそれ・・・??しーらない(ポイ)」って。
でも、その仕組みをまず知らないということは、いつまでたても「労働」せざるを得なく、そして日々の生活ではよくわからないままに「搾取」されていってしまうということです。
なので、「決められた賃金が毎月与えられて、その多くない額の中から、また搾取で減っていき、なんかいつも生活が苦しいなぁ・・・」ということが続いてしまうということです。ずっと・・・。
苦しいのでもっとお金が欲しいから、もっと働く。これでは疲れてしまいますよね^^;
じゃぁ、そこから抜け出すにはどうすればいいかというと、まずは勉強することが第一歩だと思います。
1つでも何か学んで体得すれば、その分今まで見えなかったものが見えるようになります。
勉強していけばいくほど、世の中がよく見えるようになる。
その中で、自分が本当にお金を出してもいいと思うものにだけお金を出せばいいので、むやみに搾取されることも今より減らすことができます。
さらにもっと踏み込んで勉強していけば、生産手段を所有する人=ビジネスモデルの所有者になることもできます。
今まで搾取される側にいた「労働者」が、する側の「所有者」に一歩前進することができるようになれるってことです。
それで、実際に何を学ぶの??って疑問があると思いますが、それは今ビジネスモデルを所有しているような人たちが学んできたジャンルや事柄を同じように学んでみるといいかなと思います。
ちょっと具体的にいうと・・・
- 経済のこと
- ビジネスのこと
- マーケティングのこと
- お金の運用のこと
だったりします。
どれをはじめに学ぶとか、どれは要る要らないはなくて、自分が学んでみたい!と気持ちが動かされたものから手をつけてみていいと思います。
私自身も、突然難解な言葉の分厚い専門書は理解できないので、初心者中の初心者が読むような本から入っていっています。
マーケティングのことを学んで、家事育児に追われているだけの自分の生活に何か役にたつのかな??と当初は思っていましたが、面白いもので、なにかが1つわかると、今までみえなかった景色が見えるようになるからか、不思議なことに、家事育児も少しずつスムーズになっていくのを感じました。
主婦業とビジネスのことは本来無関係ですが、学ぶっていうのは本当に面白いなって感じた瞬間でした。
【まとめ】大人になっても学び続けよう
ちょっと経済的な話がでてきたりして、こむずかしくなりがちでしたが、要は大人になっても学び続けていったほうがいいことは確かだと思います。
学ばない人が多いのなら、それだけで一歩周りより前進することができるということでもあります。
むしろまわりのみんなも必死になって学んでいるような世の中だったら、今頃もっと焦って勉強していたかもしれませんが(笑)
人生は長いようであっという間だと思います。そして時間も限られている。
限られた時間の中で、どれだけの日を心の底から笑って過ごせるか。だれだけの日々を幸せだなと感じながら生きられるか。
数えてみたら意外と少なかったりします。
この世の中は確かに平等ではありませんが、1人でも幸せだなぁと感じながら今日を過ごせる人が増えたらいいなと心の片隅でひそやかに願っています。