我孫子市手賀沼沿いにある『手賀沼親水広場』と『水の館』。
のどかな風景が広がり、のんびり過ごすことのできる、知る人ぞ知るレジャースポットです。
手賀沼親水広場と水の館の魅力を、実際の画像と共にくわしくご紹介していきますので、ぜひご一読ください。

休日のぶらり旅にも最適・・・!
【我孫子】手賀沼親水広場・水の館ってどんな場所?


『手賀沼親水広場』と『水の館』は、我孫子市にある『手賀沼』沿い、我孫子市役所からは歩いて12分ほどの場所にある立ち寄りスポットです。
水に親しむ機会を通して、「手賀沼の水環境・自然環境の大切さを、もっとみんなに感じてもらえたら…」という想いの元、作られました。
芝生広場に、じゃぶじゃぶ池、手賀沼沿いを散策できる遊歩道、水や自然について学べる展示の数々・・・。
コンパクトな作りながら、大人も子どもも存分に楽しめる場所となっています。


手賀沼親水広場は無料開放の公園となっているので、午前9時〜午後5時頃までの開園時間内であれば誰でも自由に立ち入ることができます。
また、水の館は入館無料で、こちらも同上の時間内ならば、自由に出入りすることができるようになっています。
水の館内には、『農産物直売所あびこん』が併設。
地元で採れた新鮮野菜をはじめ、地元の食材を使って作られた加工食品も販売しています。


あびこんと同じフロアには、地元食材を使った料理が味わえる『レストラン旬菜厨房 米舞亭(まいまいてい)』もあり、食事に困ることはありません。


ポカポカと暖かい春には、園内を散策しながら日光浴。
暑い夏は、じゃぶじゃぶ池と手賀沼で涼を楽しみ、秋には赤や黄色に色づく紅葉景色を愛でる。
寒い冬には、澄んだ空気のおかげで見える遠くの景色を味わい、冷たい空気を顔いっぱいに受けて、シャンと気持ち正したり。
春夏秋冬、四季折々の恵みをめいいっぱい感じることができる場所なのです。
手賀沼親水広場
手賀沼親水広場は、一番メインとなる公園部分。
どんな風景が広がっているのか、子どもが楽しめる場所はあるのか、実際にその場をくまなく歩いてみたルポを通して、様子をお伝えしていきます。
芝生が広がる公園エリア


手賀沼親水広場は、芝生が多い公園となっています。
手賀沼に沿うように遊歩道が設けられ、真っ直ぐに伸びる道と高い空が心地良い場所です。
お天気のいい日には、ウォーキングやジョキングを楽しむ人の姿も。
広々としていて本当に心地が良いので、近隣の方から運動する場所として選ばれることにも納得です。




広々とした気分を味わえるのは、周辺に高い建物や電線がないおかげ。
改めて、空の広さを感じます。
何の用事がなくとも、日光浴目的でぶらりとするだけでも満足な時間が過ごせそう、と感じました。
遊具はないが水で遊べるスポットがある


手賀沼親水広場には、一般的な公園にあるような遊具はありません。
ですが、水の館前のちょっとしたスペースに、水で遊べる仕掛けがたくさんある遊びスポット『水の広場』があります。




筆者が訪れた2月は、水遊び時期ではないとのことで水が抜かれていましたが、気温が高くなってくると水が入れられ、親子が楽しそうに遊ぶ姿を見ることができます。
この水の広場、ありがたいことに利用料が全くかからないのです。
何度遊んでも無料!
心ゆくまで気の済むまで、水遊びできるこの場所は、毎年子ども達にも大人気なのでした。
おうちでは思いっきりさせてあげられない水遊びも、ここなら「好きなように遊んでいいよ!」と背中を押してあげられます。
暑い季節はじゃぶじゃぶ池で水遊び


手賀沼親水広場には体全体で水に触れ合うことができる、『じゃぶじゃぶ池』があります。
利用できる期間は、ちょうど子ども達の夏休みが始まる7月21日前後〜2学期が始まる9月頭頃まで。
利用時間は午前10時〜午後4時となっていて、料金は無料です。






水の広場同様、筆者が訪れた2月は開放時期ではなかったので水が抜かれていましたが、夏になると清掃され清潔な水で満たされます。


水の館には、少しですがシャワー室もあるので、遊んだ後きれいにして帰ることもできますよ。



子どもって結構泥だらけになるんだよね(苦笑)


また、コインロッカーもあるので、一時的に貴重品や荷物を入れておくことができます。





暑くなったら水遊びに行きたい!
水の館


手賀沼親水広場の敷地内に立つ『水の館』。
手賀沼の水や動植物について学べる展示や、プラネタリウム、展望塔などがある施設です。
1階部分には、後から詳しくご紹介しますが、農産物直売所のあびこんやレストランもあり、手賀沼親水広場でのひと時をさらに楽しませてくれます。
水族館気分を味わえる魚の展示


水の館の1階は『手賀沼ステーション』という展示学習コーナーになっています。
手賀沼に生息する動植物について、丁寧に分かりやすく解説されているのですが、実際に住んでいる魚も水槽で展示されていたりして、ちょっとした水族館気分も味わえます。






手賀沼に集まる鳥についての展示もしてありました。
手賀沼ステーションのあちらこちらで、生き物が大好きな子ども達が夢中になって見つめている微笑ましい姿も見られてほっこり。
親子で動植物について話す、良い機会を与えてくれる場所なのだなぁと感じました。



こういう場所は、寒い日やお天気の悪い日にも重宝するね!
水の館2階は手賀沼学習コーナー


水の館の2階は、『手賀沼学習コーナー』となっていて、手賀沼の自然や歴史について深く知ることができます。
なるべく分かりやすく、楽しく知れるように・・・と、触ったり開いたり、展示の仕方にも工夫が凝らされていました。
「昔の手賀沼はこんなだったのか〜」なんて、意外な姿も見ることができて、有意義な時間なったのでした。


水の館の2階の窓からも、手賀沼が一望できます。
自由に使っていいテーブルや椅子もあるので、「景色を眺めながらのここでちょっと休憩〜」なんていう過ごし方にも使えます。


Wi-Fi搭載型の自動販売機もあるので、無料でネットに繋げるのも密かにありがたい!



いざという時のためにも覚えておきたいね。
手賀沼学習コーナーの奥には、周辺で発掘された土器の展示も。


実際に触れることができるのも、また太っ腹・・・!



子ども達の良い体験にもなるね。


2階の入り口部分にある、『手賀沼サイネージ』。
手賀沼に関するクイズに挑戦したり、写真を見たり、あれこれ楽しめるタッチパネル型のプログラムです
触れると画面がどんどん変化するのが楽しいのか、子ども達が我先にとこぞってパネルをタッチしていました。
水の館ではプラネタリウムを見ることもできる


水の館の3階には、小さいけれど『プラネタリウム』があります。
手賀沼親水広場にプラネタリウムがあることを知っている人は、まだまだ意外と少ないので、ゆっくり静かに過ごせる穴場なスポットでもあります。
土日祝日の午前10時〜午後4時まで約1時間毎に上映が行われ、料金は「高校生以上が100円・中学生以下無料」という驚きの安さ!
こんなプチプライスで手軽にプラネタリウムが楽しめる場所は、近隣で指折り数えるほどしかないのでは・・・!
鑑賞するには、同じ3階にある『事務所』に設置の券売機でチケットを購入します。


季節毎に毎回異なるテーマで上映が行われるので、折を見て定期的に足を運ぶのも楽しいイベントになるでは・・・と思います。
水の館・展望塔からは富士山も見える


水の館の最上階は、誰でも自由に利用できる『展望塔』になっています。
階段とエスカレーターの両方で登ることができますが、筆者は3階から階段で登りました。


普段、ほとんど運動しない筆者は、「3階から階段」というチートな方法で登ろうとしたのにも関わらず、10数段登っただけで早くも息があがるという情けなさ。
こんなことでもしないと体動かさないからな・・・と自分を叱咤激励し最上階まで登って行ったのでした。



情けないなぁ・・・
登った先に広がるのは、こんな景色・・・!


良いお天気の日は、最高の展望日和です。
水の館の展望塔は360度のパノラマビューとなっているので、運が良ければ遠くに富士山や筑波山、東京スカイツリーなども望むことが出来ますよ。






見晴らしが良くて、とても気分爽快になる場所です。
人は、高いところに登ると元気が出るのはなぜでしょう・・・(笑)
農産物直売所『あびこん』


水の館の1階部分にある『農産物直売所あびこん』。
地元で採れた野菜や旬の食材を使った地元加工品が、所狭しと売られています。








あびこんは地元の農家さん達が運営しているとあって、野菜が豊富。
お値段もリーズナブルで、物によってはスーパーで買うより安くて美味しいものが手に入ります。
農産物を使った加工品も忘れずにチェックしたいところ。
手間暇かけて作られた加工品はどれも素朴で、コンビニで買ったお惣菜では満たされない部分までしっかり満たしてくれそうです。
売り場には我孫子で作られた地ビール『まさかどビール』なんていう商品も!
まさか、我孫子に地ビールがあるとは思っていなかったので、とても驚きでした。



お酒好きの人へのお土産にもいいね。
あびこんで買った美味しいものを持って、広場でピクニックをするのも楽しそうです。
お弁当を作る手間もいらないから、ゆっくりしたい休日におすすめの過ごし方ですね。
水の館レストラン『旬菜厨房 米舞亭』
水の館の1階、あびこんに並ぶようにあるのが、地元で採れた食材を使った料理が味わえるレストラン『旬菜厨房 米舞亭(まいまいてい)』。
米舞カレーにおむすびセット、からあげ定食、そば、うどん。
胃袋を刺激するメニューが並びます。




座席は10数席とさほど広くはないですが、一面ガラス張りの店内はやわらかな陽射しが降り注ぎ、明るい雰囲気。
テラス席などもあるので、ポカポカと外が心地良い日には、ぜひ外の席を選びたいところです。


お値段も高めではなく、相場な範囲。
何よりも、支度の手間なく美味しいものがゆっくり味わえるのなら、むしろ安い方なのではないでしょうか。



迷っちゃってメニューが選べない!
個人的には、水遊びでぺこぺこになった時に食べたら、さらに美味しく感じそうだな・・・と、思ったのでした。
営業時間は、お昼前の11時〜夕方の午後4時・5時辺りまで(季節により変動)となっているので、早めの入店がおすすめです。
手賀沼親水広場・水の館周辺の駐車場情報


手賀沼親水広場や水の館には、無料で利用できる広い駐車場があります。
駐車場の場所も「水の館のすぐ前」と、とても便利。


第1駐車場には約191台分(内大型用7台分)、第2駐車場には約70台分(内大型用2台分)の駐車スペースがあります。
駐車料金が完全無料なのも、利用する側にとっては本当にありがたい!
土日祝日やイベント開催時などは、駐車場もやや混み合いますが、平日なら停める場所に困ることはほとんどないかと思います。


駐車場は、午前9時〜午後6時30分までとなっているので、要注意。
とはいえ、農産物直売所のあびこんや水の館の閉館時間も、夕方の5時〜6時頃までとなっているので、特別な事情がない限り大きな問題はないかと思います。
道に出入りしやすい駐車場の作りとなっているのも、魅力的。
大きな看板が出ているので、初めてでもすぐに分かるはず。





アクセスのしやすさも重要だよね。
【我孫子】手賀沼親水広場・水の館で身も心も満たされた休日を


我孫子市にある手賀沼親水広場と水の館、そして農産物直売所のあびこんは、手賀沼を一望できる場所にあり、自然の恵みをとことん味わえる貴重な立ち寄りスポットなのでした。
景色を遮るものがないおかげで、空がどこまでも広がり、お天気の良い日は本当に気持ちがいい!
最後に、個人的に好きな景色を1つだけご紹介します。


水の館から出て右手方向、アートなモニュメントがある辺りに広がる芝生エリアの風景です。
斜面になっている下側から見上げるように写真を撮ると、映画『スタンド・バイ・ミー』の一コマかのような風景を撮ることができます。
どこか気分転換に出かけたいなと思ったら、ぜひ『手賀沼親水広場』や『水の館』に足を運んでみてください。
心身ともにリフレッシュできることと思います。
- 住所:我孫子市高野山新田193
- 電話:04-7185-1484(手賀沼課・平日のみ)/04-7184-0555(水の館利用窓口・土、日、祝も対応)
- 開園・開館時間:水の館(午前9時〜午後5時)/あびこん(午前9時〜午後6時 変動する場合もあり)/米舞亭(午前11時〜午後5時)
- 公式サイト:我孫子市 手賀沼親水広場・水の館ページ